
「英語が話せない。でも、話せるようになりたい!」
そう思って、いろんなウェブを閲覧したり、本を買ったり、英会話教室に通ったり。でも、一生懸命やってもなかなか英語を話せるようにならない・・・。どうしたらいいんだ!!
と・・・、そんな英語の罠にはまっていませんか?
実は、英語が話せるようになるための努力を惜しまない人は、ほとんどの場合、英語を話せるようになる素質を十分もっています。でも、それを活かすことができず、「英語が話せない」とおっしゃる人が多くいます。
では、どうしたら「英語を話せる」ようになるのでしょうか??
それは、やり方次第。
今、頑張っている英語の学習法を、ちょっと見直して工夫すれば、話したいことが話せるようになります。
ほんと~?!
(笑)
そう思った方は、ぜひ7日間、試していただきたいと思います。
本題に入る前に、1点注意事項があります。
このページを読み進めていくと、中には「そうか、そうか、そういうことね。」とすぐ理解できる方がいらっしゃると思います。今まで一生懸命、自分と向き合ってきたのだから、それもそのはず。
でも、できればそこで読むのをやめないで下さい。本気で話せるようになりたいのに、現時点でそれができていないのであれば、何かしら今のアプローチを変える必要があります。これから書くことは、単純なことです。でも、それを続けていけば、必ず効果が出てきます。
ぜひ、「英語が話せない」から、「英語が話せる」自分になるきっかけを、このサイトで掴んでいただけたら嬉しいです。
「英語が話せない」から抜け出す3つの質問

まず、以下の質問に答えてみてください。【目標時間:5分】
- 英語を話せるようになりたい理由は何ですか?
- なぜ、「自分は英語を話せない」と思うのですか?
- どんな場面・状況で英語を話せるようになりたいですか?一番実現したい状況を教えてください。
答えていただけましたか?
5分で答えられた方は、合格!
それ以上かかった方は、時間を気にせず、ゆっくりと考えてみてください。
実はこれ、日本人が英語を習得するうえで非常に大切なポイントなんです。これを理解せずに英語の学習をしても、なかなか「英語が話せない」という状態から抜け出すことはできません。
どういうことか、具体的に説明していきましょう。
それには、まず、日本人がなぜ「英語が話せない」と思ってしまうのか、その理由を理解する必要があります。
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日本人はなぜ「英語が話せない」と思うのか

インターネットで英語習得に関する記事をさがしていると、必ず目にするのが
「日本人は英語が話せない」
「英語が苦手な日本人」
というフレーズです。
最近では、従来の学校教育システムでは「英語が話せる日本人」が育たないと考え、国公立の小・中・高が連携して英語教育改革まで行われるようになりました。
ニュースでも、英語関連の本でも、「日本人は英語が話せない」という言葉を聞きます。その結果、日本で英語を話せるようになるには、学校での学習とは別に「英語を話す練習」が必要だという考えが主流になりました。
これは、確かに一理あります。
日本の英語教育は、確かに「文法・読解」が中心であったため、英語を話す練習をする時間は、学校教育の中にはあまりありませでした。この記事を読んでいる方は、この従来型英語教育を受けてきた方がほとんどのはず。ですので、「英語が話せない」のは当たり前とも言えます。
大事なのはここから!!!
そこで、英語を話せるようになりたいと努力する人は、次のような行動をとることになります。
- 英語を話す練習をするため、英会話教室に入る
- 「会話が話せるようになる」とうたった本を買う
- 毎日英語を話すことが必要と考え、オンライン英会話に入る
- 聞き流すだけで喋れるような教材を試してみる
そして、頑張って頑張って、こう思うのです。
「思ったように英語が話せるようにはならないなぁ。」
そして、落ち込み、途中でやめてしまったり、次々と新しい教材を買って試してみる…という、抜け出せない穴にはまってしまいます。おそらく、これが「英語が話せない」と思っている方の、今の状況ではないようでしょうか。
どうして、色々試してみるのに、話せるようにならないのか。
それは、漠然と「英語を話せるようになりたい」と思っているからです。
言い換えれば、「英語を使おうと思う場面・状況が明確ではなく、実際に英語を使う場面を想定した練習をしていない」から。
医療関係につとめるAさんの例

例えば、「英語を使って仕事ができるようになりたい」と思っているAさん。
Aさんは、とある医療法人で働いています。外国人の患者さんも多く、英語を使ってスムーズに会話ができるようになりたいと思っていました。真面目なAさんは、自分の仕事に合いそうなビジネス英会話の本を買って、英単語や表現を学習。でも、実際に仕事で使おうとすると、なかなかうまく出来ません。
そこで、Aさんは先輩のSさんに相談をしました。すると、Sさんから思いがけない言葉が。
「それじゃぁ、英語を話せるようにはならないよ。だって、自分と患者さんとのやり取りをイメージしてないだろう。」
そうなんです。Aさんは英語を話せるようになりたい、と思うがあまり、基本的な会話のやり取りや表現は習得したものの、実際の場面を想定した練習が不足していました。
その日から、AさんはS先輩に言われたことを実践。まず、過去に来院した患者さんとのやり取りを思い出してみます。そこで必要なフレーズを書きだしてみました。自分が必ず言わなくてはいけない事、言いたい事、そして、患者さんが言いそうな事。
書き出した後は、一人二役をして対話の練習です。そして、それを会社で実践。この練習⇔実践を繰り返していくうち、英語が話す感覚が掴めるようになっていきました。
このAさんの例でみるように、「英語が話せる」という実感を得るためには、実際に英語を使う場面を想像することが大切です。英語を話す場面を細分化し、自分が話すであろう内容、相手とのやりとりを想像。この練習が十分にできていないと、「英語が使えるようになった!」「英語が話せるようになった!」という実感にはつながりません。
ここで、ひとつ前に考えた、「英語が話せない」から抜け出すための3つの質問に戻ってみましょう。
- 英語を話せるようになりたい理由は何ですか?
- なぜ、「自分は英語を話せない」と思うのですか?
- どんな場面・状況で英語を話せるようになりたいですか?一番実現したい状況を教えてください。
そう、これは、自分が今一番「英語が話せるようになりたい」状況を特定するための質問だったのです。
これがすぐ答えられる方は、次にご紹介する「英語が話せない→話せる」に変わる6ステップを実践してみてください。
まだちょっと…という方は、具体的な場面・状況を設定してみましょう。簡単なものでOKです。ハワイに行って、自分に似合うムームー(服)を買いたい。電車に乗っていたら、外国人に道案内を求められた、など。実際に自分が英語で会話をしている想像ができる場面を考えてください。
お手持ちの、英会話本に載っているダイアログ(例:AさんとBさんの会話)でもOKです!!ポイントは、自分が主人公になったつもりで、英語で会話する状況を想像してみましょう。
「英語が話せない→話せる」に変わる6ステップ

ここまで来たら、もう少し。
次は、ぜひ実践していただきたい、学習の6ステップをご紹介します。「英語が話せない」から抜け出す3つの質問を使って、具体的な場面設定をしていきましょう。
- 「何を話したいか」を明確にする
- 話す場面を特定する
- 2で考えられる会話をイメージする
- 手持ちの参考書や教材などで、会話を書きだす
- 場面をイメージしながら、何度も口に出して練習
- メモを見ずに、実際に会話をするように話す(対話練習)
ここでポイント!!
テストの点数で英語力を評価されてきた日本人が、最も陥りやすいのが、間違えをおそれて先に進めない、ということです。会話を考えるなら、きちんとした正しい文法でないといけない。発音が上手でないといけない…。どれも大切ではありますが、それは徐々に上達していくので大丈夫。
この6ステップをしっかり回していけば、英語で話せる場面が、1つ、また1つ、と増えていきます。
想像してみてください。自分が、自分が一番英語を話せるようになりたいと願う場面で、相手と英語でコミュニケーションをとっている姿を!
なんだか、嬉しくなりませんか??(笑)
自分の体験談

実は、わたしも、長きにわたって、その罠から抜け出せずにいた一人です。
中学ではじめて英語に触れ、最初のテストは平均点。たまたま同じクラスで仲の良かった友達が、海外ドラマが大好きで、その影響を受けて洋画を見るようになりました。とはいえ、もともと暗記が苦手、頭の回転もはやくないので、英語は聞き取れないし喋れませんでした。
高校生になって、親戚の大好きなお姉さんが英会話学校に通っていると聞いて、1年間悩んだ末、受講を決意。ですが、その学校、「学校内で日本語をしゃべったら、罰金1,000円」というルールのある、本気で英語を話せるようになりたい大人たちが通う学校だったのです・・・。
そこで、英語が話せるようになりたい、でも話せない・・・と必死にがんばる、多くの大人と出会いました。
中には、警察官僚、外務省、お医者さん、有名大学在籍者など、高学歴の人もたくさん。でも、その方々はTOEIC900点以上をもっているのに、「英語が話せない」状態にありました。
でも、みるみるうちに、英語は上達。
それもそのはず。
その人達は、自分がどんな状況で英語が話せるようになりたいかを理解していたのです。
自分が必要とする基本表現などをしっかりインプット。そして、自分が使う言葉にアレンジして練習。実践型のレッスンを受講し、先生をつかまえては質問。1週間後に会った時には、前は使えていなかった表現をスラスラ喋っていました。
まとめ
大切なのは、
- 英語を話す場面、状況を明確化し
- 間違えをおそれず
- 実際に会話をしている気持になって
- 「英語が話せる」場面を増やしていくこと
それが、「英語が話せない」とう不安から抜け出す一番の近道です。
ぜひ、7日間、挑戦してみてください!