このページは、2019年度(2018.4~2019.3)に放送されたNHKラジオ「基礎英語1」のテキスト・CDを使って勉強したい方のために、放送内容・テキスト内容をまとめてたものです。
最近は、過去に放送された基礎英語のテキスト・CDをフリマアプリやオークションサイトなどで購入することができます。最新の放送内容ではありませんが、1年分の教材を安くまとめて購入できるので、中古本で英語学習をする方も多いようです。
ぜひ、参考にされてください。
☞【最新】2020年度の内容はこちら ※作成中
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2019年度「基礎英語1」の番組内容・ストーリー
2019年度は、2020年度と同じく田村岳充(たむらたかみつ)先生が担当していました。
☞講師・出演者情報(2020年度と同じ)※作成中
田村先生は元中学校の先生で、宇都宮大学の助教授として活躍されています。2019年度は「じっくり学ぶから、しっかり身につく」を番組コンセプトとし、「良く聞き、声に出す」ことにこだわった番組構成でした。
NHKによると、基礎英語1の対象は「中学1年生・初級者」とのことですが、文法用語を使っての難しい説明はなく、田村先生が優しくフォローをしてくれるので、英語に触れたことがある小学生にもおすすめの内容になっています。
小学生でも十分に楽しめ、かつ、確実にレベルアップできる英語教材ですので、自宅で「質の高い・安価で・中学校の学習につながる」学習ができますよ。
2019年度のストーリー

ストーリーの舞台は、日本の地方都市・カナエ町(※存在しません)。中学1年生になった女の子・カナミが、アメリカからやってきた同級生・オリバーと出会い、さまざまなことに挑戦していく物語です。
2019年度のレベル

NHK英語番組は、CERF(ヨーロッパ言語共通参照枠)を参考に、NHK独自のレベル設定をしています。レベルは全部で7段階(A0、A1、A2、B1、B2、C1、C2)です。
「基礎英語1」は、A1(=初級レベル:日常生活での基本的な表現を理解し、ごう簡単なやりとりができるレベル)になります。
※CERFについては、こちらの記事でご紹介しています。→『NHK基礎英語0|テキスト内容と小学生向け勉強法をどどーんと公開!』
2019年度のラジオ放送内容
2019年4月1日に放送された「Lesson1」を実際に聴き、学習内容・構成・学習にかける時間などを徹底的に調査しました。一年を通じて学習構成はさほど変わりません。
最初に「一覧」、次に「詳細」をお見せしますので、詳しく知りたい方は「詳細」をじっくりお読みください。

①あいさつ・導入【約3分】
今日学習するフレーズを紹介しながら、英語学習をスムーズにはじめるための準備運動をします。
4月1回目は、自己紹介も兼ねて田村先生の出身地の話題からスタートしました。
まず、田村先生がクリス・ダイアナに” Do you know Tochigi-ken?”と質問。関東地方にある県なんだよ、”I’m from Tochigi.”と英語で紹介します。
続いて、ダイアナ。
ダイアナはアメリカ合衆国の首都であるワシントンD.C出身です。英語で” I’m from Washington D.C. It’s the capital of the U.S.”という様に紹介します。
最後は、クリス。
クリスはアメリカ合衆国のミネソタ州出身。英語で” I’m from Minesota.”といいます。
最後に田村先生が、「この「~出身」という表現は今日のストーリーでもでてきますよ」と確認してくれるので、子ども達はストーリーを理解しやすくなります。
②今日のストーリーを聴こう【約2分】
今日のリスニングポイントを確認し、子ども達が「何を意識してストーリーを聴けば良いのか」を確認します。今回は「カナミの出身地はどこ?」です。
最初にストーリを1回通して聞きます。
☝今日のストーリー
I’m from Kanaecho.
I’m twelve years old.
I’m a junior high school student.
My parents run a sushi shop.
初回は、主人公カナミによる簡単な自己紹介でした。
リスニングポイントの答えを確認し、続けてストーリーを2回聞きます。すべての内容を理解できているか、True or Flase Questionsに挑戦(質問の内容が正解/不正解で答える問題に挑戦)します。
③Check It Out!【約2分】
ストーリーの中から重要表現(キーフレーズ)を1つ取りあげ、英語らしい発音方法を学ぶコーナーです。
☝キーフレーズ
ストーリでは、主人公のカナエが “I’m from Kanae-cho.”と言っていました。
I’mが “I am”の短縮形で、話言葉ではよく短縮形にすること。fromには「~出身」の意味があることを学びます。次に、英語らしい発音ができるように練習します。ネイティブの発音を2回よく聞いて、その後に1回じぶんで発音してみます。
④キーフレーズを声に出していってみよう【約1分】
田村先生・クリス・ダイアナが、自分の出身を英語でいいます。続いて、ラジオを聴いている子ども達が自分の出身地を英語でいう練習をします。
【ダイアナ】I’m from Washington D.C.
【田村先生】I’m from Tochigi.
【リスナー】I’m form 〇〇.
「~出身」という表現は、自己紹介で名前をいうのと同じくらいよく使われる表現だよ、とポイントアドバイスがあります。
⑤日本語の意味を確認【約1分】
ストーリーの意味を確認します。英語に続いて、日本語訳が読まれます。
I’m from Kanaecho.(カナエ町の出身です。)
I’m twelve years old.(わたしは12歳です。)
I’m a junior high school student.(中学生です。)
My parents run a sushi shop.(わたしの両親はおすし屋さんを営んでいます。)
⑥Read aloud! リピート練習【約1分】
英語らしく言えるように、まずはネイティブの発音を2回よく聞いて、続けて1回リピートします。
⑦Let’s Practice!【約3分】
じっくり練習するコーナーです。
4月の第1・2週はアルファベットの練習をします。今回は「A・B・C・D・E・F・G」の7文字の「呼び名・代表的な発音・その音が入った英単語」を学びました。
たとえば、
Aの呼び名は「エイ」。
Aの代表的な発音は「ア(アとエの中間音)」です。これをA~Gまで練習します。
☝レッスン内容
【B】B says b, b, book.
【C】C says c, c, cat.
【D】D says d, d, dog.
【E】E says e, e, egg.
【F】F says f, f, fox.
【G】G says g, g, girl.
⑧Let’s write! 書いてみよう【約2分】
実際に英語の文字を書いて練習するコーナーです。
Let’s practice!で学習したアルファベットの小文字を、実際に書いて練習します。クリス・ダイアナが” A says a, a.”と言うので、その間に3回書いてみます。
テキストを持っている人は、テキストの薄い文字を2回なぞり、1回は自分で書く。持っていない人は紙に3回書いてみましょう。
以上で、基礎英語1のレッスンは終了です。
2019年度のテキスト内容・構成
「基礎英語1」に関しては、テキストを使って学習することで、より高い効果を得られるように作られています。ラジオの進行に合わせて作らているので、ストーリーのスクリプト・重要表現などをすべてを確認することができます。
毎回のレッスンで使うのは4ページです。
いかがでしたか?
参考になりますように。