小学生・中学生の平均身長と平均体重2020|わが子の成長ピーク期を知る方法

2018-06-01

小学生・中学生の平均身長と体重、身長が伸びるピークを知る方法

小学生・中学生は成長が著しく、背の順で自分の前だった友達がいつの間にか自分の後ろになった…というのは「成長期のあるある」ですよね。

子どもの成長は個人差があり、小学生低学年からどんどん身長が伸びる子がいれば、中学生に入ってから急激に背が高くなる子もいます。

そうは分かっていても、今、自分の子どもが平均より成長しているのか、これから何cm身長が伸びるのか気になるのが親心です。

そこで、子どもの身長・体重について徹底的に調べました。2020年3月に発表された最新データや、身長が伸びるピークを知る方法、そして効率よく身長を伸ばす方法などをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

【2020年最新】小学生・中学生の平均身長・平均体重

ご紹介する最新データは、政府が毎年実施している学校保健統計調査(平成31年・令和元年実施分)です。

学校保健安全法・学校給食法などの基礎資料として使われる日本人の平均身長・平均体重を知るための代表的データで、NHKニュースで「日本人の身長推移」を取りあげるときも、この統計データが使われています。

学校保健統計調査では、日本全国の小学校から2,280校(小学生約27万人)、中学校から1,880校(中学生約23万人)をランダムに選び、健康状態を測って統計化しています。

毎年3月に前年度のデータが発表され、現時点では平成31年/令和元年度(※2020年3月発表分)が最新になります。

では、早速見てみましょう!

 

平均身長

小学生・中学生の平均身長 最新版

表は、4月1日時点の満年齢を基準に作成されているので、小学校1年生は6歳、5年生は10歳、中学2年生は13歳…というように数字を見てください。

測定期間は4月~6月です。

学年別・性別にまとめると次のようになります。

☝学年別

  • 【小1】男子116.5cm/女子115.6cm
  • 【小2】男子122.6cm/女子121.4cm
  • 【小3】男子128.1cm/女子127.3cm
  • 【小4】男子133.5cm/女子133.4cm
  • 【小5】男子139.0cm/女子140.2cm
  • 【小6】男子145.2cm/女子146.6cm
  • 【中1】男子152.8cm/女子151.9cm
  • 【中2】男子160.0cm/女子154.8cm
  • 【中3】男子165.4cm/女子156.5cm

小学校1~4年生は「女子よりも男子の平均身長の方が高い」ですが、5・6年生になると「男子よりも女子の平均身長が高く」なります。これは、女子の方が男子よりも成長のピークにはいる時期が早いためです。

平均身長は、平成6年あたりからほぼ変わりません。

 

平均体重

小学生・中学生の平均体重 最新版

☝学年別

  • 【小1】男子21.4kg/女子20.9kg
  • 【小2】男子24.2kg/女子23.5kg
  • 【小3】男子27.3kg/女子26.5kg
  • 【小4】男子30.7kg/女子30.0kg
  • 【小5】男子34.4kg/女子34.2kg
  • 【小6】男子38.7kg/女子39.0kg
  • 【中1】男子44.2kg/女子43.8kg
  • 【中2】男子49.2kg/女子47.3kg
  • 【中3】男子54.1kg/女子50.1kg

平均身長とちがい、体重は男子の方が女子よりも重い傾向にあります。最新データでは、小6のみ女子の方が男子より重くなっています。

平均体重は、平成10年度から減少もしくは横ばい傾向でしたが、昨年度と比較するとわずかに増加傾向にあるようです。

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成長スピードは「骨年齢と骨端線」でわかる

成長の速さには個人差があり、子どもの成長スピードには「最大約5年の差がある」と言われています。

たとえば小学6年生の場合、同じ11歳であっても身体年齢が9歳の子と14歳の子が、中学3年生では身体年齢が12歳と17歳の子どもがいます。

この差を生むのは「骨の成長スピードのちがい」です。

骨の成長スピードは、骨年齢の成熟度合いを調べることによってわかります。

身長がどのくらい伸びるかわかる骨年齢の調べ方

骨年齢とは?

骨年齢とは、「骨の成熟程度を、実年齢と対照してあらわした年齢」のことです。

骨はある程度、規則正しいタイミングで成長します。そのため、骨がどのくらい成長しているかを調べると、身体がどの程度の大人に近づいているのかがわかります。

この骨年齢は、骨の「骨端線(こつたんせん)」の成熟度合いを調べることによってわかります。

 

骨端線とは?

骨端線は、「骨と骨のつなぎ目部分にある小さな軟骨」のことです。

骨は、通常そのままの形で大きくなるのではなく、骨の端にある軟骨部分が伸び、それが骨に置き変わることで大きくなります。

この軟骨が骨に置き換わる割合は、成長年齢によってパターンが一定なので、骨端線の成熟度合いを見れば、現在の骨年齢、そして身長があとどのくらい伸びるのかを予測することができます。

ほとんどの場合、骨端線は「手」のレントゲンをとって調べます。手の骨は細かく、規則正しく石灰化するので、ほかの骨よりも正確に成熟度を測ることができるからです。

 

わが子の骨年齢を知るには?

だったら、子どもの骨年齢が知りたい!

と思いますよね。

ですが、残念ながら検査をおこなえるのは低身長者向けの専門外来のみ。一般外来にいっても、レントゲン撮影をしてもらえないこともあります。

そして、骨端線は「骨が伸びる可能性」を表すものなので、「180cmくらいになれるかもしれない」と診断されても、その後の生活状況によっては170cmまでしか伸びなかった、ということもあります。

子どもが潜在的に身長が高くなる可能性があっても、生活習慣・栄養・睡眠・運動・ストレスなどの要因によって、思うように身長が伸びないということが起こりうるのです。

 

足のサイズは身長に関係ある?

足の大きさと身長の高さの関係

では、足のサイズはどうでしょうか?

「足が大きい人は、身長が高い」という説がありますが、足のサイズと身長の相関関係は確認されていません。

前述した「骨年齢」の中で、骨成熟度合いは手のレントゲンを撮影して調査するというお話をしました。手の骨から成長を予測できるのであれば、足からも…と思いたくなりますが、足の骨は手の骨ほど細かくできておらず、足の骨から予測身長を割り出すのは意味がないと言われています。

でも、基本的にはからだ全体がバランスよく発育するはずなので、足が極端に大きくて、背が低いという可能性は低いはずです。

よって、ある程度足が大きいのであれば、平均身長以上にはなるかな、という予測には成りうると考えられます。

では、一般家庭で「子どもがどの程度まで成長が進んでいるか」を知るには、どうしたらいいのでしょうか?

 

 

わが子の身長が伸びるピークを知る方法

骨年齢の検査をしなくても、家庭で「成長速度曲線」をつければ子どもの成長スピードを知ることができます。

成長速度曲線とは、背の伸び率(例:〇歳で〇cm身長が伸びるか)を表した線のことです。

子どもの最終身長に関わらず、成長速度曲線が描くカーブはどの子供もほぼ同じになると言われています。そのため、子どもの成長を記録して「成長速度曲線」グラフを作成すれば、誰でもわが子の成長段階を知ることができます。

身長が伸びるピークがわかる成長速度曲線

◇参考‐『幼児・小学生のための身長をグングン伸ばすための本』(出版:カンゼン)

縦軸は「1年間に伸びる身長」、横軸は「身長の伸び率が最大に達する年齢を0(ゼロ)とした場合の、年齢」を表します。

身長の伸びが最大に達する成長のピークをPHAと呼び、平均的な成長のピークは男子13歳・女子11歳です。

☝成長速度曲線の見かた

  • 【第1段階】小学校低学年ごろ
    身長の伸び率は安定(年間約5~6cm)
  • 【第2段階】小学校高学年~中学生
    身長がぐんぐん伸びはじめる頃(=take off age)~ 伸び率が最大に達するまで(=PHA)
  • 【第3段階】PHA~身長の伸びが年間1cm以内になるまで
  • 【第4段階】それ以降

一年間に身長が1cmくらいしか伸びなくなったら、成長期はほぼ終了と考えられます。

 

身長が止まるサインを知る方法【声変わり・初潮では遅い】

一般的に、「声変わり」や「初潮」が訪れると身長が伸びにくくなると言われ、お子さんの変化を感じて「そろそろ身長が止まるかも…」と考える保護者の方も多いと思います。

しかし、実は「声変わり」や「初潮」は成長のピークが過ぎたサインです。ですから、お子さんの声が変わったり生理が始まった場合は、身長が伸びるピークが過ぎて成長が緩やかになる合図だと考えてください。

「声変わり」の平均年齢は14歳、「初潮」の平均は12.24歳です。これらは、成長のピーク(PHA)の約1年後に見られます。

身長が止まりはじめる平均年齢は、男子15歳、女子14歳です。一般的には、高校1年生・2年生にもなるとほとんどの子どもがピークを終えます。

 

思春期が遅いほど、身長は伸びる!

身長を伸ばすという観点から考えると、早熟よりも晩熟の方が身長が高くなる可能性があります。

先ほどの、成長速度曲線にもどって考えてみましょう。

身長が伸びるピークがわかる成長速度曲線

思春期が始まる前の「第1段階」では、身長の伸び率は年間5cm~6cmと安定していました。そして、思春期がくると、成長のラストスパートがはじまります。

思春期が平均より早く訪れると、安定期に伸びる分の身長が伸びずにラストスパートに入ります。結果、早く思春期に突入した分だけ、身長は伸びづらくなります。

逆に、思春期が遅い場合、安定期に伸びる5~6cmが身長にプラスされるので、遅い分だけの身長が伸びることになります。

たとえば、9歳で身長130cmの子どもが2人いて、一方が早熟、他方が晩熟の場合、最終身長の差が5~6cm開く可能性があります。

 

思春期は「親」から遺伝する

思春期がはじまるタイミングは、子どもによって変わります。

現在の思春期がはじまる平均年齢は、女子は9.9歳(小学校4年生)から、男子は11.6歳(5年生)です。男子よりも女子の方が早く始まり、成長のピーク・身長が止まるサインも早く訪れます。

実は、この思春期が始まる時期こそが、親からの遺伝と言われています。父親・母親の思春期が早ければ子どもも早まる傾向に。遅ければ遅い傾向になります。

ただし、思春期が早まる原因は他にもあります。

  • 睡眠時間が極端に短い(夜更かし)
  • 偏った栄養バランスの食事
  • 過度のストレス(人間関係など)

部活や学校の人間関係によるストレスで、一時的に伸び悩んでいることもあります。原因から解放されたらグーンッ!と伸びる場合もありますので、よく観察することが第一です。

声変わり・初潮を迎えている場合でも、身長はまだ伸びます。成長速度曲線は下り坂になっていますが、成長が止まるまでは時間があります。「栄養・睡眠・運動・ストレス」に注意をして生活すれば、平均伸び率よりも良い結果を導くことができます。

「遺伝」で最終身長を計算する方法

親の身長から子供の最終身長を計算する方法子供の最終身長は、90%の割合で親から遺伝するという発表があります。
◇参考‐『幼児・小学生のための身長をグングン伸ばすための本』(出版:カンゼン)医学博士で慈恵医大のスポーツ外来医師として活躍される加藤康彦先生による

数字の根拠は明らかになっていませんが、最終身長に影響を及ぼす「思春期が始まる時期」が親から遺伝する可能性が高いこと、そして栄養・睡眠・運動において、一緒に生活を共にする親に左右されることから、この数字が出てくるのではないかと推察します。

現在、医学的界で一般的に使われている「親の身長から子供の最終身長」を予測する計算式は、次の通りです。

【男子】(父親の身長+母親の身長+13cm)÷2
【女子】(父親の身長+母親の身長-13cm)÷2

※最終身長を計算する式は、この式に+2cmを追加するものもあります。参考にした出版物では+2cmをしていないものの方が新しいため、ここでは上記式を採用しました。

ただし、これはあくまで遺伝的要素だけを考えた場合。「栄養・睡眠・運動」などの生活習慣によっては、この身長よりも高くなる、または低くなる可能性もあります。

 

「栄養・睡眠・運動」で最終身長を計算する方法

小児科・整形外科の医師で「身長の専門医」である飛田健治先生によると、栄養・睡眠・運動によって最終身長は以下のように変わります。

【男子】(父親の身長+母親の身長+13cm)÷2 ±9cm
【女子】(父親の身長+母親の身長-13cm)÷2 ±8cm

◇参考‐『身長は「9歳までの生活習慣」で決まる』(著者:飛田健治)

赤文字の部分が、環境でうまれる「身長の誤差」です。栄養・睡眠・運動によって、男子は9cm、女子は8cmも身長が高くなる可能性があります。

では、実際にどんなことに気をつければ良いでしょうか?

ここからは、身長を伸ばすのに欠かせない「栄養・睡眠・運動」の最新情報をもとに、今日から始められる実践法をご紹介します。

 

 

【栄養】カルシウム・たんぱく質は摂り方を工夫しよう

小学生の身長を伸ばすための栄養・食事

「カルシウム=背を伸ばす」というイメージが強いですが、実際は少し異なります。

カルシウムは骨を強くする材料であり、それだけでは身長は伸びません。タンパク質が「カルシウムを骨にして身長を伸ばしてくれる」役割を担っています。

☝効果的な摂り方

  • カルシウム・タンパク質は、ご飯などのエネルギー源や、体の細胞や組織の合成を手助けするビタミン・ミネラルを含む野菜などとバランス良く摂取する
  • 牛乳はコップ1肺の量を、1日3回程度にわけて飲む
  • 肉は運動量や食事時間によって使い分ける

よって、ご飯をたべる量が少ないお子さんの場合、「身長を伸ばすために牛乳をたくさん飲む」というのは合理的ではありません。他の栄養素もしっかり取れるように、牛乳は食事の邪魔にならない程度にすることが必要になります。

牛乳などのたんぱく質を多く含む食品は、一度に多量摂取するのではなく、数回にわけて少量ずつ取る方が効率よく吸収されます。

たとえば、鉄分を多く含む「牛肉」は貧血予防に効果的なので、たくさん汗をかいたり、運動量が多い時に。運動練習が長い場合は、スタミナ維持に効果的なビタミンB1を多く含む「豚肉」を。習い事や塾などで夕食の時間が遅くなる場合は、ヘルシーな鶏肉がおススメです。

 

【栄養】アルギニンで成長ホルモン分泌を促進しよう

最近注目されているのが、「アルギニン」というアミノ酸です。アルギニン委は3つの効果があると言われています。

☝アルギニンの3効果

  • 成長ホルモンの分泌を促す効果
  • 免疫力を高め、疲労回復をする効果
  • やる気UP効果

人間の身体を作るアミノ酸は20種類あり、体内で合成できる「非必須アミノ酸(9種類)」と、体内で合成できない「必須アミノ酸(11種類)」にわけられます。

アルギニンは、体内で作り出すことが可能な「非必須アミノ酸」ですが、体内での生産量はごくわずか。とくに成長期の子供は、成長のためにアルギニンがたくさん必要ですが、体内の生成だけでは足りません。

よって、積極的に食事から積極的にとる必要があります。

 

アルギニンの推奨摂取量

WHO(世界保健機関)によると、推奨摂取量は『体重×100mg~120mg』です。
(※成長期サプリメントを販売する株式会社エメトレの調査より)

各学年ごとの平均体重で計算すると、学年別に必要な「平均アルギニン量」は以下のようになります。(※100mg~120mg/1kgで計算)

  • 【小1】2,115mg~2,538mg
  • 【小2】2,380mg~2,856mg
  • 【小3】2,680mg~3,216mg
  • 【小4】3,035mg~3,642mg
  • 【小5】3,410mg~4,092mg
  • 【小6】3,875mg~4,650mg
  • 【中1】4,385mg~5,262mg
  • 【中2】男子4,880mg~5,856mg/女子4,720mg~5,664mg
  • 【中3】男子5,400mg~6,480mg/女子4,990mg~5,988mg

運動量が多い場合は、それに見合った量をとることが大切です。

アルギニンは、タンパク質を多く含む食品(肉類・魚類・大豆食品など)に多く含まれます。

たとえば、中学2年生の推奨アルギニン量は約6,000mg。

これを食品で摂ろうとすると、「ヒレ豚カツ400g・生卵/ゆで卵15個・合い挽き肉350g以上」です。これに加えて、炭水化物やビタミン・ミネラル・カルシウムなどをバランスよく摂る必要があるので、毎日のご飯では摂取しきれないご家庭も多いでしょう。

そんなご家庭に人気なのが、アルギニン量をしっかり公開したサプリメントです。わが家でも飲んでいますが、手軽で栄養素をバランスよく摂れるところが気に入っています。

また、病気時の栄養補給におすすめです。

アルギニンを含む子ども向けサプリメントの比較表

贅沢のびるんるん
せのびと~る
アスミール
マックスノビール
ドクターセノビル

ちなみに、サプリメントは食品扱いなので、消費税は8%のままです。

わが家では、ドクターセノビルとマックスノビールを飲んでみました。

 

【睡眠】成長ホルモンを効率良くだす6つのポイント

小学生の身長を伸ばす睡眠

適切な睡眠をとると、小学生・中学生には3つのメリットがあります。

  1. 疲労回復
  2. 情報の整理→記憶の定着
  3. 成長ホルモンの分泌促進→成長促進・代謝促進・免疫向上

 

成長ホルモンは入眠3時間後がピーク

「成長ホルモン」とは、ペプチドと呼ばれるたんぱく質です。脳の脳下垂体で作られて血液中に分泌されるホルモンで、192個のアミノ酸がからなります。

口から摂取しても胃で分解されてしまうため、一般的には脳からの分泌を期待するしかありません。

☝成長ホルモンの働き

  1. 背を伸ばす働き
  2. 体の代謝を促進し、免疫力を向上させる働き

脳から分泌された成長ホルモンは、成長期の子供の柔らかい骨に働きかけ、しっかりした骨に変えてくれます。

成長ホルモンが活発になるのは、「人が眠りについてから3時間後に訪れる深い眠り(ノンレム睡眠)の時間」です。その後も、約3時間おきに分泌のピークがやってきます。

以前は、11時~深夜2時が成長ホルモンが活発に分泌される時間だとされていましたが、現在はその時間よりも、「入眠3時間後に迎えるノンレム睡眠時にぐっすり深く眠っているか」が重要とされています。

 

効果的に成長ホルモンを分泌させるには?

成長ホルモンの分泌量を多くするためのポイントは「睡眠の長さ・質」です。

  • 睡眠を9~11時間とる
  • 毎日の起床と就寝時間を一定にする
  • リラックスした状態で眠る

医学界が推奨する理想の睡眠時間は、

  • 小学生は9~11時間
  • 中学生は8時間半~9時間

で、平日や休日などで起床・就寝時間が大幅にずれないようにすることが重要と言われています。

そして、成長ホルモンをより多く分泌させるのに重要なのは、「睡眠の質」です。

睡眠の質をあげるには、入眠3時間後に熟睡していることが最大のポイントになります。ぐっすり深く眠っていれば、たくさんの成長ホルモンが骨を成長させてくれるのです。

 

熟睡するための6つのポイント

小学生・中学生が熟睡するために必要な「リラックス状態を作り出すためのポイント」は、

  1. 夕食は胃に負担のかかり過ぎないメニューにする
  2. 就寝前にお菓子・果物を食べない
  3. 寝る1時間前くらいに入浴する
  4. 入浴では湯船につかる
  5. 寝る直前にテレビやスマホなどの画面をみない
  6. 寝る前に負荷の多い運動をしない

胃が消化しづらいものを就寝前に大量摂取すると、胃の消化にエネルギーを使ってしまい、睡眠の質を下げてしまいます。また、就寝直前の「糖分の摂取」は血糖値をあげ、熟睡を妨げます。食後のお菓子・果物の摂取は避けましょう。

夏などの暑い季節はシャワーで済ませがちですが、ぬる目のお湯につかるとリラックスできます。そして、入浴直後にいったん上昇した体温は、1時間後には下がりはじめ、スムーズな入眠を導いていくれます。

一番の大敵は、マホやタブレット・テレビ・ゲームです。

理想的な睡眠時間の範囲内であっても、寝る直前にブルーライトや強い光をあびると、体内時計が狂い、睡眠不足に陥ることがわかっています。自分のスマートフォンを持ち始める中学生は、特に「使い方・時間」を気をつけてあげましょう。

☟理想の睡眠時間・詳細データはこちらにまとめてあります。

 

【運動】効果がある3つの運動法

小学生・中学生の身長を伸ばすのに効果的な運動・スポーツ・部活

睡眠と同じく、運動も「成長ホルモン」の分泌をうながす行動の1つです。効果的な運動には、以下のようなものがあります。

  1. 骨に刺激を与える運動
  2. ゆっくりと行う筋力トレーニング
  3. ストレッチ

①骨に刺激を与える運動

「骨に刺激を与える運動」は、自分の体重をかけて強く踏み込んだり、ジャンプをしたりするような運動です。適度な刺激によって「骨端線=骨をつなぐ小さな軟骨」の働きが活発になります。

骨には、カルシウムを取り込んで骨を作っていく「骨芽細胞(こつがさいぼう)」と、骨を壊す細胞「破骨細胞(はこつさいぼう)」があります。これらの細胞は、骨の内部で常に破壊と合成を同時に行って、骨を作り上げています。

成長期は、この骨芽細胞が活発に動きをみせる時期です。

骨は縦方向に力が加わると、この骨芽細胞がカルシウムを積極的に取り込もうとします。この働きを有効活用すれば、身長をもっと伸ばすことができます。

 

②ゆっくり行う筋力トレーニング

「筋トレをすると、背が伸びにくくなる」とよく言われますが、これには医学的根拠がありません。

筋トレをしていて身長が伸び悩むのだとすれば、それは過度な運動で骨が炎症を起こしたり、必要な栄養分を運動で使い果たしてしまい、骨が思うように成長していないためと考えられます。

何事も、やりすぎは禁物。

運動のし過ぎによって「成長に必要なカロリーまで消費すること」がないように注意が必要です。運動は「成長ホルモン」の分泌を促しますが、成長に十分な栄養がからだに蓄えられていないと、分泌されても身長は伸びづらくなります。

医学博士の加藤教授によると、適度な筋トレは、「血流を多くし細胞を活性化させるので、骨の成長にプラスに働く」とのことです。

小学生であっても、自分の体重を活かしたり、ペットボトルを使った筋トレをゆっくり行うことにより、骨の成長を促すことが可能です。

 

③ストレッチ

ストレッチは骨に直接刺激は与えませんが、3つの効果が期待できます。

  1. 入眠前に行うことで、睡眠の質を高める
  2. 成長痛(=成長期に感じる痛み)を緩和する
  3. 脊椎の並びを整える

身長を決めているのは、「背骨の長さ」と「脚の長さ」です。

成長期の子どもは、朝と夜で身長が1~2cm違うこともめずらしくはありません。これは、ランドセルや通学鞄などの重い荷物をもったり、重力に影響をうけて生活することで骨が圧迫されるためです。

ストレッチは、骨を正しい位置に戻す効果が期待できます。

朝起きたら、寝たまま背伸びをたくさんしましょう!

骨が1つずつバランスよく伸びていくイメージを描きながら行えば、より効果的です。

 

身長を伸ばす「習い事・部活」は?

効果的なスポーツ

バスケットボールやバレーボールでは、足を踏み込む動作やジャンプの練習を多く行うため効果的。サッカーも、ヘディングなどでジャンプをしたり、体重を移動させてボールを扱う運動・スポーツなので、効果的と言えます。

逆に水泳(スイミング)は、水に浮いた状態で筋肉を動かすスポーツであるため、骨の成長という側面からすると効果的とは言えません。

ただし、筋肉を動かして有酸素運動をすることにより、睡眠の質が上がることで成長ホルモンが活発に分泌されれば、カルシウムをからだに取りこんで骨を作る作業が行われやすくなると言えます。

 

成長をさまたげるスポーツ

小学生・中学生が行うスポーツの場合、骨の成長をさまたげる運動・スポーツはありません。

ストレスが睡眠の質を低下させ、成長ホルモンの分泌をさまたげることからも、小学生が「楽しい」と感じ、運動・スポーツをすることでストレスを解消ができるものを選ぶと良いでしょう。

中学生になると、部活に入ってスポーツを行う場合が多いですよね。

小学生の頃にはなかった「先輩・後輩関係」が生まれ、人間関係にストレスを感じる子供が増えています。また、勉強もぐんっと難しくなりますので、子供の様子を見守ることが大切です。

 

たとえ親の身長が低くても、質の高い睡眠をとり、たっぷり栄養のある食事をし、骨に適度な刺激を与える運動をすれば、骨を大きく伸ばすことができます。

ぜひ、参考にしてください。