
「サッカーワールドカップ(サッカーW杯)」や「アジアカップ」は4年に1度開催され、子供と大人が一緒に楽しめるビッグイベントです。
2018年のW杯参加国は32カ国。
2019年のアジアカップは、24ヵ国が世界のトップを目指して熱戦をくり広げました。
このページでは、サッカーW杯・アジアカップを活用した自主学習アイディア(英語・社会)をご紹介します。
国名は知っていても、いざ世界地図で確認すると場所がわからなかったり、日本語名と英語名の発音に大きな違いがある国もあります。ぜひ、サッカーの話で親子の交流を楽しみながら、先生に褒められる自主学習をしましょう♪
この自主学習の目的・目標
今回の目的は
- 世界地図に慣れ親しむ
- ローマ字に慣れ親しむ
- 日本語と英語の違いを楽しむ
です。
「覚えなくていいの?」
というお声を聞きますが、お子さんが乗り気であれば暗記も◎。でも、負担になるようであれば、サッカーW杯に参加するチームが地球上のどこにあり、英語名(低学年はカタカナ名だけ)で何というかを書いてみるだけで十分です。
小学生が英語を学習する上で一番大切なのは、「英語って楽しいな、面白いな」と思える学習をすること。
家庭での自主学習では、とくに、この部分を大切にしなければいけません。それは、本来の自主学習は、「自主的に学習する姿勢を養うために行うもの」だからです。
小学校では、学習の習慣づけを行うために「宿題+自主学習」を促していますが、子ども達からすれば、自主学習も宿題の1つ。英語の自主学習をしようとすると、ついつい英単語を丸暗記したり、教科書を写し書きしたりという「TEH・勉強」になりがちです。
でも、子供が進んで学習するようにならないと、真の意味での「自主学習効果」は得られません。いくら国際化が進んでいっても、日本が島国であることは変わりません。「自ら好んで英語を学習をしないと、英語を使えるようにはならない」のです。
小学生は、どの学年であろうと、自分が興味をもったことに関しては進んで調べようとします。その「知りたい」という気持ちに、英語の要素をいかに+プラスしていくかが、親の腕の見せ所。
そのヒントがたくさんご紹介できるサイトにしていきたいと思います!
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自主学習の方法(例)
【用意するもの】
- 自主学習ノート(など)
- 色鉛筆、鉛筆
- こどもがサッカー出場国や国名が調べられる環境(新聞や雑誌のサッカー特集ページを使ったり、インターネットでの検索などができる環境)
- 国名の英語表記を調べられるもの(英語辞書・インターネット検索など)
- 世界地図(地球儀も◎)
- 世界地図(白地図)☟無料PDF
【手順】
まずは、お子さん自身で「何をどう使って調べるのか」を考えましょう。インターネットで検索するもよし、新聞の特集やサッカー専門雑誌を用意するのもよいでしょう。
ついつい口をはさみたくなりますが、「子供が自分で考えること」がポイントです。自分の手で調べたことは忘れにくいので、できる限り子供が自分でできる環境を整えてあげましょう。
長期休暇中などで学習材料を用意できない場合は、次のコーナーでお見せする「自主学習ノートのサンプル画像」を見れば、出場国のすべてが載っています。
国境線だけが書かれている世界地図を印刷し、サッカー予選国のグループ(A~H)ごとに色を塗ります。白地図が印刷できない場合など、自分で書いてみるものもちろんOKです!
白地図は、☝「用意するもの」から無料ダウンロードできますので、使ってくださいね。
英語の辞書や、インターネット検索を使って「国名の英語表記」を調べます。この作業はなかなか難しいので、親子で一緒に調べると簡単です。
☟世界197ヵ国の英語名はこちら
発音まで確認する場合は、スマートフォンでGoogle検索すると音声確認ができる機能もあります。
次のコーナーでお見せするサンプルは、国名をすべて英語で書いています。低学年のお子さんが挑戦する場合は、国名をカタカナ・英語の両方で書くのもおすすめです。
カタカナは1年生で学習しますが、日常生活で使う回数が少ないので、ところどころ忘れているお子さんがいます。英語で調べるのが難しい場合は、カタカナで書くだけでも、立派な自主学習になりますよ。
自主学習ノートの作り方(例)
自主学習ノートを実際に使い書いてみました。
1番シンプルな書き方になっていますので、グループの色一覧を加えたり、カタカナ表記を書いたりなど、好きな形式にどんどん変えてみてください。
※ピンクのマーカーが引かれている国名は、「小学校で知っておきたい英単語」です。これらの単語は必ず学習しますので、余力のある小5・小6のお子さんは、書いて覚えも良いでしょう。
効果的な学習にする【3つのコツ】
せっかくサッカーW杯に出場する国名を覚えても、学習が1回限りだと、どんどん忘れてしまいます。特に英語は忘れやすいので、振り返る機会を積極的につくると効果的です。
ここでは、「自主学習した内容を活かす工夫」をご紹介します。
①自主学習ノートを開く機会を作るコツ
サッカーW杯に興味のあるお子さんであれば、テレビ観戦をしたがるかもしれません。そういう時は、「どの国が試合をするの?」など、お子さんに尋ねてみてください。
「そういえば、自主学習ノートでグループごとに色分けしたよね。とても分かりやすくまとまっていたから、見せて欲しいな。」などと、お子さんの成果を褒めながら自主学習ノートを確認すると、効果倍増です。
②国名を知りたくなる環境を作るコツ
サッカーW杯以外の話題を取り上げて、今回登場しなかった国についても調べてみましょう。2018年冬季オリンピック(韓国開催)には、史上最多の92ヵ国が参加しています。
他にも、小学生が興味を持つグッズを使って学習促進を図ることもできます。
たとえば、小学生へのプレゼントとして人気の「しゃべる地球儀」です。
今までの地球儀と違い、今はスクリーンが付いているもの、タッチペンで国名・首都名・人口・特徴などを「音声」で確認できる地球儀が商品化されています。
実は、わが家にも音声タイプの地球儀があります。「いくつ国名を知っているかな?」などのクイズも出来るので、息子が覚えた国数は100以上。今は首都名の暗記にはまっています。
☟国名を英語で話すスゴイ地球儀
③学習した国の話を子供にしよう!
これは、わが家で実際に行っている「ちょこちょこ学習定着法」です。
何かというと、子供が覚えた国名に関する情報を新聞・ニュースから入手し、ちょこっとだけ息子に伝えるというもの。これにより、知識の幅が広がっていきます。
例えば、息子が「グアテマラ」という国名を覚えていたので、コーヒーを飲む際に「グアテマラ産のコーヒーだって!」と話したり、新聞で「グアテマラの火山が噴火した」というニュースを見つけた際に、「ねぇ、みてみて…。」と、新聞に掲載されていた写真だけ見せます。
振った話題に対し、子供が興味をもつ場合もあれば、「ふーん。」で終わる場合もありますが、そこからどうするかは子供に任せます。
国名と新情報が結びつく機会を与える程度ですが、国名を思い出したり、子供の中の世界を広げる効果があります。
自主学習は、「こどもの積極性」を尊重し、それをいかに高めていくかが大切です。
ぜひ、参考にされてください♪
【一覧】このサイトで読める「自主学習ネタ」
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