アニメで学ぶ英語

自主学習-英語編|ドラえもん(Doraemon)英語漫画の活用術

小学2年生の息子が、学校の図書館から「英語版ドラえもん(Doraemon)」の本を借りて来てくれました。

息子曰く、「ママが勉強したいだろうと思って」とのこと。せっかくなので、息子でもできそうな自主学習法を考えてみました。

手元にドラえもんの漫画さえあればできる、簡単な自主学習です。学年・英語レベルに合わせて応用できるので、お子さんと楽しみながら最良の方法を見つけてください。

ひらがなを未学習で、英語に触れたことのないお子さんの場合は、親のサポートが必ず必要になります。この場合は、自主学習ノートに「書く」こと自体が負担になる場合がありますので、様子をみて挑戦してください。

今回の自主学習の目標

今回の自主学習では、小学生が大好きな「ドラえもんの英語版漫画を使い、好きなコマの表現・学校で学習した表現をイメージ化する」という学習です。

この学習での目標は、以下の3点。

  • ドラえもんを通して、英語を身近に感じる
  • 学校で学習した表現が、日常会話でどのように使われるのかをイメージできるようになる
  • 毎日の生活に英語を取り入れるきっかけを作る

小学生が英語学習をする上で大切なのは、「英語を楽しむこと」。

文部科学省の調査によると、小学生のうちに英語が「楽しい・面白い・得意だ」と感じたこどもは、中学生になっても積極的に英語を学習する傾向があるといいます。

ですが逆に言えば、小学生のうちに「英語が苦手だ・英語の時間が苦痛だ」と思ってしまうと、中学生になって始まる毎日1コマ以上の英語学習が、もっとつらい時間になってくるとも言えます。

 

子供が英語を苦手になってしまう原因はさまざまですが、よく耳にするのはこんな声です。

  • 何をいっているかわからない
  • 暗記が面倒
  • 教材がこどもっぽい

「英語は英語で学習する方がよい」「絵本などを使う多読が効果的」「歌をたくさん聞かせると耳がよくなる」など、昨今は「ネイティブの子供が英語を学習するように、学習する手法」をよしとする考え方が増えています。

確かに、それらは有効な手段ではあるものの、子供の年齢に合った教材を選ばないと逆効果になりかねません。

小学校6年生に「今日の歌は、『きらきら星』をです!」と、幼稚園で扱うような歌をただ単に歌わせたら、子供たちはどんな反応を示すでしょうか?間違いなく、楽しくないですよね…。

その点、ドラえもんは小学生が大好きな漫画・アニメです。

ドラえもんであれば、英語がわからなくても予測でき、ストーリーを楽しみながら表現を覚えることができます。

 

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ドラえもん英語(Doraemon)の効果とは?

今回、自主学習に使うのは「英語版ドラえもん」です。

その他の効果については、以前、以下の記事でご紹介しました。お時間があったら、読んでみてくださいね。

ここでお伝えしておきたいのは、2つです。

1つ目は、今回ご紹介するドラえもんの漫画は、アメリカ出身のネイティブが監修しているということです。日本の漫画ですが、自然な英語表現が使われているので、安心して子供に読ませることができます。

2つ目は、「ドラえもんを英語で読んでおくと、大人になってからも役に立つ」ということです。ドラえもんは海外からも人気のアニメなので、社会人になってからビジネス場面で「ちょっとした世間話=スモールトーク」に使うことができます。

読むといいこといっぱい、のドラえもん。

大人の方の多読にもおススメです。

 

準備するもの

  • ドラえもんの日英対訳マンガ
  • 自主学習ノート
  • 鉛筆
  • ハサミ
  • のり

ドラえもんは著作権が厳しいので、無料の素材をみつけることは難しいかもしれません。小学校や図書館で借りられる場合もありますが、「英語に触れる環境を整える」ことを考えると、ご家庭に1冊はあってもいいかもしれませんね!

今回使ったのは、「ドラえもん(Doraemon) Gadget cat from the future」の第3巻です。

他にどんな漫画があるかについては、こちらをどうぞ☟
記事:「ドラえもん英語|アニメ好きの子供を「英語好き」にする魔法

 

自主学習の手順・学習のポイント

ここからは、学習の手順(参考例)と、学習する際に気をつけたいポイントをご紹介します。学年や英語レベルに応じて、いろいろと変えてみてください!

■学習の手順

  1. ドラえもんの漫画を楽しむ
  2. 気になるお話・学校で習った表現がのっているコマを探す
  3. (2)のページのコピーを取る
  4. 学習するコマを切り取る
  5. 自主学習ノートに貼る
  6. 英語表現を「読む」「書く」などして練習する
  7. 単語を置き換えるとより効果的!

■学習のポイント

学習のポイントは、「子供が学びたいと思う表現を自ら見つけ、日常でどのように使われるのかを理解すること」です。

学校で英語を習っている場合は、「習った表現」を探すとわかりやすく、表現が定着しやすくなります。課外学習などをしていて、ある程度の英語レベルがある場合は「好きな場面の会話表現」を練習しても良いでしょう。

 

また、小5・小6で英語に慣れていれば、単語を置き換えて練習してみるのも効果的です。

例えば、「ドラえもん(Doraemon) Gadget cat from the future」の第3巻(p.36)を使うと、以下のような応用練習ができます。

【天気の表現】
“It’s raining.”(雨が降っている。)
“It’s rainy.”((今日は)雨だ。)
“It’s snowing.”(雪が降っている。)
“It’s snowy.”((今日は)雪だ。)
“It’s sunny.”((今日は)晴れだ。)

“It’s raining.” は、「雨が降っている」という動作の説明です。学校では、これと似た「今日の天気」の表現を学習します。例えば、”What’s the wheather today?(今日の天気は何かな?)” “It’s rainy.(雨です。)”

正確に言うと、”It’s raining.”と”It’s rainy.”は、前者が「雨が降っている」という「降る動作」に焦点を当てているのに対し、後者は「雪が降る」という「状況」を表しています。こういった細かい内容は中学校で習いますので、小学校では気にしなくて問題ありません。a や theなどの冠詞が抜けたとしても、あまり気にしなくて大丈夫です。

小学生の場合、ドラえもんの英語漫画を使って「表現を学習し、自分で応用してみる」 とう自主性・積極性を大切にすることが英語力を伸ばすポイントになります。

 

自主学習ノートの作り方(例)

今回は、自主学習ノートに直接書いてみました。英語用のノートをコピーして貼ったり、英語の自主学習だけノートを別に用意してもいいですね。

漫画ドラえもんを使った自主学習ノート

ネイティブの日常会話がたくさん詰まった「ドラえもん」を有効活用して、楽しく・ためになる自主学習になれば幸いです。

 

【一覧】このサイトで読める「自主学習ネタ」

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