CASEC(キャセック)対策・初回高得点のコツ|受験結果も全部公開!

2019-04-17

今からでも「すぐ受験できて、すぐ結果がわかる」英語力判定テストCASEC(キャセック)。

結果から「TOEICスコアや英検級」の目安がわかるので、英語検定試験の準備として、また大学や企業でも英語力測定のために使われているテストです。

ここでは、実際に受けてみないと分からない「CASECを使いこなす」「高得点をとる」ためのポイントを、わたしの受験体験・結果をもとにご紹介します。

お見せする受験結果は、2018年6月受験のものです。(形式変更は2019.3現在ありません)

正直、初めて自宅で英語試験を受けたので、いろいろと失敗しました…。「なぜ失敗したのか?」「初受験の心得」などについても率直にお伝えしたいと思います。

CASEC(キャセック)とは

正式名称は、Computerized Assessment System for English Communicationです。通称CASEC(読み方:キャセック)といいます。

簡単に言うと、「コンピュータが受験者個人の能力に合わせてテスト問題を変化させていく、適応型の英語コミュニケーション能力判定テスト」です。

 

受験料は、1回3,600円(税込)

ホームページより受験チケットを購入し、クレジットカード支払いの場合は「すぐ」受験することが可能です。

これまで*の受験者数は、延べ209万人以上。有名私立中学校・高校・大学でもクラス分けテストなどに使用されています。

企業では、三菱商事(商社)、エイチ・アイ・エス(旅行会社)、アサヒビール(飲料)など、名だたる企業が英語力向上のために導入し、導入実績は企業・学校合わせて1400以上にのぼります。(*2018年3月時点の累計数)

 

CASECが209万人に選ばれる理由

英検・TOEIC・TOEFLなどの試験もあるのに、なぜ、企業や学校でもCASECが支持されているのでしょうか?

その理由は、「短時間で・場所を選ばす・正確な判定ができる」からです。

  1. いつでも・どこでも受験が可能
  2. 試験時間は40分~50分
  3. 試験後、すぐに結果発表
  4. TOEIC・英検の準備に使える
  5. 英語テスト初心者でも簡単

①「いつでも・どこでも」受験が可能!

CASECは、英検やTOEICなどの試験と異なり、インターネット環境が整っていれば「いつでも・どこでも」受験が可能です。自宅でも、ネットカフェで受けるのだってOK

例えば、今からでも10分あれば受験可能。

そして試験後、すぐに試験結果や「TOEICの目安スコア」を確認することができます。

ただし、リスニング問題があるので、ネットカフェなどではイヤホンが必須。自宅でも、騒音や邪魔が入らない時間帯に受けることが大切です。

 

②高精度で、試験時間が短い!

CASECの試験時間は40分~50分。

TOEIC R&Lであれば、試験会場への移動に加え、受付から試験終了まで約3時間かかります。英検2級でも2時間25分はかかります。

CASECは高精度のコンピュータ技術により、「受験者のレベルを判断して問題が出題される」ので、簡単すぎたり、難しすぎたりする問題は出題されません。

わかりやすく言うと、「英検3級レベルの人に、英検1級レベルの問題を題してもわからないのは当たり前だから、出さないよ」ということです。

CASEC(キャセック)試験が短時間で受けられる理由

③試験後、すぐ結果が見れる!

試験結果=「スコア結果」は、受験終了後にすぐ見ることができます。受験が終了したら、次の1クリックで結果が自動表示されます。

下の表は、私が実際に初受験した時の、スコア結果です。
casec(キャセック)の受験直後レポート

履歴書添付用のレポートも、受験直後からダウンロードができます。

通常、TOEICなどの試験は、申し込みから公式認定証書が手元に届くまで約2~3カ月かかります。しかし、CASECは最短1時間でレポート準備が可能です。

 

④TOEIC受験の準備に使える!

CASECは「短時間で・場所を選ばず・高精度の判定ができる」ことから、中学校・高校・大学のクラスわけテストや、企業の英語力向上のために使われています。

また、テスト形式がTOEIC L&Rと似ているため、「TOEIC受験の準備」としても効果的です。

 

「スコア結果」では、TOEIC・TOEFL・英検の目安スコアが出されます。

CASEC(キャセック)のテスト受験後すぐに表示されるTOEIC・英検換算スコア表示私の初受験では、CASEC 829点・TOEIC(R)910点・TOEFL(R)554点・英検準1級という結果でした。

試験後すぐに表示・ダウンロードできる、「スコアレポート(=CASEC OFFICIAL SCORE REPORT)」では、スコア別のTOEIC・英検換算表を確認できます。

 

☟TOEICの換算表はこちら。

ピンク色が受験者の位置になります。自分の位置が一目瞭然です。

casec(キャセック)のTOEIC換算表

英検は、合格の可能性によって色が変わります。

1級については、たとえCASECで満点1000点を取得したとしても、40~65%の確率です。CASECと英検は試験タイプが異なるため、口頭試験のある英検はあくまでも可能性の表示になります。

casec(キャセック)の英検換算表私の初受験では、英検5級~2級の合格率は80%以上/英検準1級は40~65%/英検1級は20%未満という結果になりました。

 

⑤英語テスト初心者でも簡単!

CASECはパソコン操作ができれば、誰でも受験することができるシンプルなテストです。

また、受験の申込をせずに「実際と同じ形式」で受験を無料体験することができるので、CASECが初めてでも安心して受けられます。

この体験テストは「大問を1つずつ体験できる簡易版」ですが、設問指示や出題方法はすべて本番と同じです。CASECがどんなものなのかを知るのに、非常に便利です。

☝体験テストを受ける方法

  1. ホームページへ移動
    (☞CASECホームページ
  2. ホームページの左側にある「受験前の3ステップ」→「CASECガイドツアー」の順にクリック
  3. 簡易テストページが表示

次のコーナーでは、体験テストを使って「CASECのテスト構成・内容」をご紹介します。

 

CASECの設問内容と「体験テスト」の問題・答え

CASECは、4つの大問(=セクション)で構成されています。(団体受験の場合のみ、オプションで「セクション5:読解問題」が追加されることがあります。)

すべての問題に制限時間(タイマー表示)があり、時間がくると自動で次の問題に移ります。セクション1・2・(5)は「音声なし」、3・4は「音声あり」です。

☝セクション構成

  1. 語彙問題16問
  2. 表現問題16問
  3. リスニング17問
  4. ディクテーション11問
  5. 【団体オプション】読解問題
※以下、無料テスト(セクション1~4)の内容です。問題を見ずに無料体験してみたい方は、「体験テストを受ける方法」に戻って受験してからご覧ください!
☞体験テストを受ける方法

①語彙問題16問

解答方法:空所補充、4肢択
問題数:16問
最高得点:250点
解答時間:60秒/問
※音声なし

例)
A: Have you read this book, David?
B: Yes. It’s interesting. You can (  ) it if you’d like.

1.show
2.give
3.keep
4.catch

【答え】3.keep
【解説】設問文の意味は、A:「デービット、この本を読んだことある?」B:「あるよ。面白かった。もしよかったら、持ってていいよ。」です。このkeepは「持ち続ける(=continue to have)」の意味で、ここでは「貸してあげるよ」と言っています。

②表現問題16問

解答方法:空所補充、4肢択一
問題数:16問
最高得点:250点
解答時間:90秒/問
※音声なし

例)
Two friends are studying.
Michael:Chris, did you finish your math homework?
Chris:Year, why?
Michael:I don’t understand this question. Can you help me?
Chris:( ). Let me see.

1.Not at all.
2.No problem.
3.Never mind.
4.None of them.

【答え】2.No problem.
【解説】設問を日本文にすると、「友達2人が勉強をしています。マイケル『クリス、数学の宿題終わった?』→クリス『終わったよ。どうしたの?』→マイケル『この質問がわからないんだ。手伝ってくれない?』→クリス『もちろん。どれどれ…』となります。選択肢の1.Not at all.は「どういたしまして」の意味で、感謝の言葉に返事をするときに使ったり、Do you mind if~(~していただけますか?=もし~したら気にされますか)に対して”I don’t mind at all”(いいえ、構いません)という使い方をします。2.のNo problem.は、「(感謝されるほどのことでもないくらい当たり前のことなので)構わないよ」というニュアンス。
3.Never mind.はお礼やお詫びをしている相手に対して「(自分にとっては大した(重要な)ことではないので)気にしないでください/大丈夫ですよ」という意味。4.None of them.は「どれでもありません」の意味なので、正解は2。

③リスニング〔大意把握〕17問

解答方法:音声聞き取り、4肢択一
問題数:17問
最高得点:250点
解答時間:60秒/問
※質問文のみ表示され、音声が流れます。選択肢は音声後に表示されます。

例)
What are they talking about?

【音声】
A: I’ve heard that you’re going to Calfonia soon.
B: Yes, in April. Im packing my things now.
A: Did you find a new house?
B: Not yet. We’ll live in an apartment for a while.

1.Moving
2.Driving
3.Working
4.Traveling

【答え】1.Moving
【解説】質問文の意味は「何について話していますか?」です。会話文を日本語に直すと、「A: もうすぐカルフォルニアに行くって聞いたよ。→B:そうなんだ。四月にね。今、荷づくりをしているところだよ。→A:新居は決まったの?→B:まだなんだ。しばらくはアパートに住むつもりだよ。」となります。選択肢の意味は「1: 移動(引っ越し)2:運転、3:仕事、4:旅行」ですから、正解は1です。

④ディクテーション11問

解答方法:音声聞き取り、スペル入力
問題数:11問
最高得点:250点
解答時間:120秒/問
※音声は3回流れます。

例)
A:My boss invited us to dinner on Sunday.
B:Sounds good. What ( )( )( )?

【答え】shoud I wear

※体験テストをはこちら
☞体験テストを受ける方法

⑤【団体オプション】読解問題

セクション1~4では測り切れない読解力を測定するため、学校・企業で団体受験をする場合に限り、オプションで「セクション5(読解問題)」が追加されます。

あくまでも、学校・企業が希望した場合のみです。学校・企業が希望しない場合や、個人受験の場合はセクション5は出題されません。

 

CASECの信頼性ーTOEIC目安は正しい?

オンラインテストCASEC(キャセック)の信頼性は手軽なテストではありますが、気になるのは「信頼性」ですよね。

ここでは、

  • CASEC制作運営会社の信頼性
  • CASEC試験結果の信頼性

を考えていきます。

■CASEC制作会社は「英検」

CASECは、「英検」を運営する、公益財団法人日本英語検定協会が基礎開発し、(株)教育測定研究所(=JIEM)が開発・運営しています。

JIEMは世界7カ国に拠点(※グループ実績)があり、文部科学省や(株)旺文社、中学・高校・大学と取引関係のある会社です。文部科学省や、1400以上の企業・学校との取引もあるので、「信頼できるテスト」であることは間違いありません。

 

■TOEICは「ほぼ同じ」・英検は「合格の可能性」

CASECを受験すると、英検・TOEIC・TOEFLスコア目安を知ることができます。これは「あくまでも目安」ですが、換算値の正確性はどのくらいなのでしょうか?

換算結果は「誤差はあるが、ほぼ正しい」というのが個人的見解です。

☝TOEICの換算値

他のCASECに関するサイト・ブログでは、CASECを受験したあとにTOEICを受験したら「ほぼ同じ点数だった」「ほぼ同じだった」という声が多く上がっています。「誤差がある」という場合でも、50点くらいが平均でした。

☝英検の換算値

英検に関しては、あくまで「合格の可能性」になり、やや幅が広くなります。英検は1次の筆記試験に加えて、2次の個人面接がありますので、完全一致とはいきません。

わたしの場合、今回のCASEC結果では「TOEICはほぼ同じ」「英検は、目安と取得済みの級が同じ」になりました。

 

わたしの受験結果をぜんぶ公開!

ちょっと、いや、かなり不本意な結果だったのですが…、これからCASECを受けてみようと思っている方々の参考になればと思い、思い切って公開します。

結果は、2018年6月に受験したものです。(2019年月3時点での形式変更はありません。)

CASECの結果は、以下の4種類で示されます。

  1. 「スコア結果」→受験後に表示のみ
  2. 「公式スコアレポート」→添付用
  3. 「パフォーマンスフィードバック」→結果のレベル判定・TOEICや英検の換算表
  4. 「CAN-DO」→現時点の英語力でできること・詳細評価

①スコア結果

受験後に、1クリックで表示されるスコア表です。

CASEC(キャセック)の受験後にすぐ表示されるスコア結果

②公式スコアレポート

大学や企業に提出できる、CASEC公式スコアレポートです。

日本語・英語版があります。

受験者IDも記載されるので、変な名前をつけないように気をつけましょう。(受験者氏名はマイページから変更できますが、受験者IDは、途中で変更できません。どうしても変更したい場合は、CASECへ新規登録します。)

CASEC(キャセック)スコアレポート

③パフォーマンスフィードバック

より詳しい結果が表示されます。
CASEC(キャセック)パフォーマンスフィードバック

  • 4セクションのバランスチャート
  • 総合レベル判定、TOEIC
  • 英検の換算スコア表
  • 他の受験者との比較

などが書かれています。

④CAN-DO

現時点の英語力でできることや、学習アドバイスが2枚にわたって解説されているのが「CAN-DO」です。

CASEC(キャセック)CAN-DO1CASEC(キャセック)CAN-DO2
HPでも「別の結果サンプル」を見ることができます。
(☞CASECホームページ

 

わたしのマイページを公開!

CASECの受験者登録をすると、マイページが作られます。

ここでは、受験料の支払い(=チケット購入)の他、過去のテスト結果・スコアレポートなどのデータを見ることができます。保存されるのは、最新5回分の記録です。

CASEC(キャセック)のマイページ画面トップ「過去のスコアを確認する」をクリックすると、以下の画面に移ります。

CASEC(キャセック)のマイページに保存される過去データの例見たい結果をクリックすると、詳細画面が表示されます。ここから、各種結果のダウンロードが可能です。

CASEC(キャセック)のマイページに保存される過去データの例

 

高得点をとるための「初回受験5つの注意点」

CSAEC(キャセック)の結果ここからは、CASECを初受験する場合に「気をつけて欲しいこと」をお話しします。

というのも、CASSECは自宅で手軽に受験できるテストであるものの、他の試験では「あたり前」のことがあたり前にならず、初回テストで失敗する場合が多々あるからです。

以下は、わたしが初回受験で点数が伸びなかった理由です。

☝初受験で気をつけたい5ポイント

  1. 質問が簡単になったからといって、焦るべからず!
  2. 音のない時間・場所で受験すべし!
  3. 受験前にサンプルテストで準備運動+音量確認をすべし!
  4. タイピングの練習をしておくべし!
  5. 語彙・表現はあなどるべからず!

特に1~3には注意しましょう。

① 質問が「簡単」になっても焦らない

英検やTOEICなどの民間資格テストを受験したことがある方に注意して欲しいのが、この質問が簡単になった場合の精神コントロールです。

CASECテストは、コンピュータが自動的に受験者のレベルを特定し、それに合った問題を出題します。これにより、問題を間違えると、急に簡単な問題になることがあります。

英検やTOEICであれば、解答に悩む問題がでてきても、自分が導き出した解答が正解・不正解かはわかりません。リーディングであれば、わからない問題は後回しにする。リスニングであれば、とりあえず回答をして次の問題に集中することが高得点への近道です。

しかし、CASECの場合は、「どっちが正解かな…」と悩んで不正解を選んだ場合、コンピュータが「この受験者はもう少しレベルが低いのかもしれない」と判断して、簡単な問題が出題されます。逆に、正解を選ぶと、急に話題が難しくなったり、会話のスピードががあがることがあるのです。

これには、驚かないこと。

そして、一喜一憂しないことが重要です。

 

② 音のない時間・場所で受験する

自宅で受験する場合、思わぬ騒音に悩まされることがあります。

CASECは、セクション3・4がリスニングで、「3」の音声は1回のみ流れます。また、1度経過した問題は、戻って解答することはできません。正解を続けて少し難しい問題になったタイミングで騒音が入ると、結構きびしいです。

そして、制限時間を超えて「無回答」の問題は、採点対象外0点です。

ここが、TOEICや英検との大きな違い。TOEIC・英検などの試験では、騒音管理が徹底されています。万が一騒音が発生した場合は、試験が中断されたり、その問題のみ再解答する機会が与えられますが、CASECは自己管理。

もちろん、CASECにも「受験中のトラブル対策」はあります。

不測の事態が起こった場合は「画面を閉じ、再ログインをすると、その途中から受験再開できる」というシステムがあります。画面がフリーズしたり、地震が発生したり、突発的な騒音が起こった場合は途中でやめる勇気をもつことも大切です。

1番重要なのは、時間・場所をしっかり考えること。ヘッドフォンやイヤホンはきちんと使う、とい基本的な準備を怠らないようにしてください。

 

③ 本番前に「サンプルテスト」で動作・音声確認

受験チケットを購入する際に、「『動作確認』と『CASECガイドツアー」』で試験の流れを確認したか」という確認があります。

これはしっかり行いましょう。

CASECは「リスニング問題の前の音声確認」はなく、試験開始前に受験者が音量調整をしておくことが求められます。

TOEICや英検であれば、試験開始前に「音声チェック」の時間があります。それをCASECの場合は自分でやっておいてください、ということです。

そして、受験前にサンプルテストで試験慣れ・耳慣れをしておくことで、少しでも高得点に近づくことができます。

サンプルテストは「CASECガイドツアー」で行えます。音量の確認とともに、本番さながらの練習をして、自分の本気スイッチを入れておきましょう。

さっそく「CASECガイドツアー」を試してみたいという方は、ホームページに行ってみてください。
CASECホームページ

 

④ タイピングの練習をしておこう

日常からパソコンを使用している方は問題ありませんが、タイピングに慣れていない方は、ブラインドタッチの練習をおススメします。

昨今はスマートフォンやタブレットで英語学習ができるようになってきましたが、コンピュータを使用する試験は、基本パソコンを使って行われます。TOEICスピーキングテストも、指定会場でパソコン入力をする形式になっています。

ペンを持って書くと正しくかけるのに、パソコンだと途端に分からなくなる・・・という場合も往々にしてありますので、少しずつ慣れておくといいですよ。

 

⑤ 語彙・表現は強化しておこう

いざ受験してみたら、意外に難しかったのが「語彙・熟語」でした。使わない表現は忘れているし、不正解を選ぶと問題が簡単になった気がして、悪戦苦闘。

CASECに限らず、外国語の民間検定試験で高得点をとるには「語彙・熟語」がポイントになります。

そもそも、日本人は英語の語彙力があまりない、という話もあるくらいなので、英語力を伸ばしたいのであればコツコツ語彙を増やしていきましょう。

 

試験問題集・過去問はどれを使う?

CASEC(キャセック)の試験問題集・過去問学校のクラス分けテストや、企業でCASEC受験を求められている場合などは、専門書や過去問題集が欲しいですよね。

しかし残念ながら、CASECテスト専用の試験問題集・過去問題集は出版されていません

現在のところ、CASEC対策についての参考書は、SPIノートの会が出している「WEBテスティング」を理解するための本だけ。これは、CASEC専門の本ではなく、WEBテストを理解して得点力をあげるための参考書です。

ただし、最新2020年度版では、CASECは対象外になっています。

では、どうやって勉強すればいいのでしょうか?

CASECのセクション別対策・勉強法

ぜひ活用して欲しいのは、TOEICの教材です。CASECには、TOEICとの類似点が数多くあります。

☝類似点

  • CASECセクション1(語彙問題)≒TOEIC(L&R)Part5(短文穴埋め問題)
  • CASECセクション2(表現問題)≒TOEIC(L&R)Part2(応答問題)
  • CASECセクション3(大意把握)≒TOEIC(L&R)Part3(会話問題)
  • CASECセクション4(ディクテーション)≒TOEIC(L&R)Part2(応答問題)・TOEIC SPEAKING Q1-2(音読問題)
  • 【団体オプション】CASECセクション5(読解問題)≒TOEIC(L&R)Part7

これを踏まえた上で、TOEIC教材を使った効果的な学習法をご紹介します。

◇セクション1の対策

CASECセクション1は語彙問題で、単語の「意味を問うもの」と「使い方を問うもの」が出題されます。TOEIC Part5は語彙問題だけでなく文法問題も含まれるので、まずは、TOIECの問題集から語彙問題を探します。

英語検定試験で出題されやすい語彙の理解、そして、設問形式に慣れることができます。

では、実際の問題をみてみましょう。

例)
No. 105 All clothing sold in Develyn’s Boutique is made from natural materials and contains no ——- dyes.
(A) immediate
(B) synthetic
(C) reasonable
(D) assumed
◇出典TOEIC(R&L)公式ホームページ/サンプル問題

これは、単語の意味を問うものです。

設問文の意味と、各選択肢の意味がわかれば解ける問題。わからない単語・表現があれば、文の意味をしっかり理解したうえで覚えます。

語彙力はすぐ身につくものではないため、日々の語彙力増強もわすれずに。

 

◇セクション2の対策

CASECセクション2は応答問題で、画面に表示された会話文を読み、空所に合う表現を選択肢からえらびます。

TOEIC(L&R)のPart2はリスニング問題ですが、問題集の解答・解説にあるトランスクリプションを使うことで、自然な会話表現を身につけることができます。

重視すべきは、「解説」です。

設問文と正答をつづけて読み、どうしてその選択肢なのかを理解します。覚えておくべき表現が書かれていれば、積極的に覚えましょう。

 

◇セクション3の対策

CASECセクション3は、大意把握のリスニングです。

問題が流れる前に設問の内容を的確に理解し、答えとなりうる表現・内容を理解しながらリスニングするのは、TOEIC(L&R)Part3と同じになります。

ただし、TOEIC(L&R)Part3では、設問文と選択肢が表示された状態でリスニングが始まるのに対し、CASECは設問文のみ表示され、リスニング終了後に選択肢が表示されます。

TOEICの教材を使っての学習するときは、まず「選択肢」を隠し、音声が流れるまでの数秒を使って「設問文」を読み、予測しながらリスニングする状態をつくることがポイントです。

 

◇セクション4の対策

CASECセクション4は、音声を聞いて空欄にあてはまる語彙をタイピングする「ディクテーション」です。

ここで高得点をあげるには、以下4つに気をつけてください。

  1. 英語のリエゾン(連結発音)・音の強弱に慣れておく
    TOEIC(S)Q1-2を活用
  2. タイピングで時間ロスをしない
  3. 瞬発力が大切
    TOEIC(L&R)Part2を活用
  4. 文法の観点から最終チェックする

英語のリエゾン(連結発音)とは、音と音のつながりのことです。

たとえば、”one of~(~うちの1つ)”という表現について考えてみます。これを1語ずつ読むと「ワン・オブ」ですが、実際、ネイティブはこのようには発音せずに「ワノブ」と発音します。oneとofが連結し、一つの発音のように変化するのです。

多くの日本人が苦手とされる「連結発音・音の強弱」は、攻略すれば劇的にリスイング力がUPする魔法のカテゴリー

これを身につけるのにおススメなのは、TOEIC SPEAKINGテストの問題集を活用すること。スピーキングテストには「音読」の問題があり、詳しい連結・強弱のつけ方の解説がのっています。

 

◇オンライン試験に不安がある場合の対策

CASECの試験慣れをしたい!という方におすすめなのは、CASECと同じ「オンライン模試」で、制限時間内で解答する感覚を身につけられる「e-test」というオンラインテストです。

e-testは、月額2,000円(+税)でオンライン模試が受け放題。パソコン・タブレット・スマホでも受験ができ、30分のテストでTOEIC換算スコアも算出されます。

TOEICのように「特定のネイティブが録音したリスニングではない」ので、TOEICの公式教材の音声に慣れてしまっている方にもおすすめですよ。

☟詳しくは、こちらをどうぞ。

☟誰にも負けないリスニング力をつけるなら

 

企業・学校に提出する場合の注意点

履歴書添付もできるCASEC(キャセック)ですが、実際に、みなさんどのように英検・TOEIC・TOEFLと使い分けているのでしょうか?

ほとんどの場合、CASECを受験するのは以下の場合です。

  • 英語力を履歴書に記載する必要が「急ぎ」であるが、英検・TOEICなどの英語検定試験を受験したことがない場合
  • 企業で従業員の英語力を向上させたい場合
  • 学校で、英語クラスのクラス分けをする場合

前述したとおり、CASECは信頼性のある英語能力判定テストではありますが、知名度は英検・TOEICなどに劣ります。

加えて、「自宅受験」が可能であることから、カンニングやズルの可能性もあるため、英検やTOEICの受験経験があるのであれば、そちらを履歴書記載するのが一般的です。

そのため、多くの学校・企業では「クラス分け・英語能力向上のための試験」としてCASECを取り入れています。同支社大学などでは、大学入学前のプレイスメントテストとして利用されています。

とはいえ、きちんとした英語力判定テストですから、「急ぎ」の場合は履歴書に記載して全く問題ありません。

逆に、試験官からCASECに関する質問を受けたら、簡単な説明と、「英語力をしっかり測って向上する姿勢があること」を積極的に言葉で表現すれば、OKです。

 

■転職活動で使っても大丈夫?

転職活動にはTOEIC受験をおススメします。

転職は、就職活動と異なり、「過去の経験・実績・それをこれからどのように活用していくか」が問われます。つまり、今までの経験や準備も考慮されるということです。

英語力が求められる仕事につきたい場合、「今まで英語検定試験は受けたことがなく、履歴書記載が必要だったので(TOEICは間に合わず)急いでCASECを受験しました。」では、明らかに準備不足になります。

英語圏の国でずっと仕事をしていたり、海外の大学を卒業していたり、英検1級レベル・TOEIC990点に近いレベルをもっていて、急遽来日しました…というのであれば問題ないでしょうが、日本にいて英語を使った仕事をしたい場合は、TOEICが最適です。

 

■提出に使うスコアレポート・注意点

受験直後に、スコアレポート(日本語版・英語版)をPDF形式で出力することができます。履歴書などに添付できる書類は、スコアレポートの中の「履歴書添付用スコアレポート(CASEC Officail Score Report)です。

CASEC(キャセック)スコアレポート履歴書添付用スコアレポートには、受験者氏名・受験日・casecスコア(セクション別・トータルスコア)の他にも、

  • 受験者ID
  • スコア有効期限(2年間)
  • TOEIC、英検の目安スコア
  • 習熟度(casec level)の表
  • casec(キャセック)とは

が印字されます。

スコアレポートで表示される受験者名は、受験者登録の際に入力した「氏名」及び「受験者ID」が表示されます。

したがって、CASECのスコアレポートを就職活動で使用したり、企業に提出する場合は、「受験者ID」のつけ方に注意が必要です。途中から受験者IDの変更はできないので、不自然なID名をつけないよう気を付けましょう。

スコアレポートには、TOEICや英検の目安スコアも印字されます。これは「目安」という言葉の通り、あくまでもcasecを英検とTOEICに換算した目安で、スコアレポートにもその旨が記載されます。

 

キャンペーン・クーポンはある?

残念ながら、現在確認できる範囲ではキャンペーンやクーポンはありません。

過去には、CASECを推奨するソフトウェアを購入への特典など、無料クーポンやキャンペーンが行われたことがあります。

お得な情報を見つけたら、こちらで共有しますね!

 

長くなりましたが、CASECで初回高得点を獲得するには、「事前準備をしっかりすること」「簡単な問題が出題されても集中し続ける精神力をもつこと」などをお伝えしました。

TOEICより2,000円近く安い、お手頃な価格設定にはなっていますが、塵も積もれば山となりますので、1回高得点をめざしていきましょう!

CASECホームページはこちらからどうぞ。