息子が小学校2年生のとき、英検Jr.(=児童英検・英検ジュニア)のブロンズランクを受験しました。
最近は英語教育改革の流れもあって、わが家のように「英検Jr.」を受験する子どもの数がふえているのだそうです。英検Jr.は幼児から小学生向けに作られているし、自宅受験できるのでとても便利。
そこで、このページでは、
- テストを受けた感想、様子
- ブロンズテストの結果(写真付き)
- 郵送で届く「成績証明書」の実物写真
- ブロンズランクの出題内容・合格率
- サンプルテスト、おすすめの過去問・勉強法
などをご紹介します。
ぜひ、参考にしてください。
英検Jr.ブロンズの出題内容は?
英検Jr.の対象年齢は幼児~小学生ですが、とくにブロンズは、英語学習をはじめてまもない幼児~小学生が対象のテストです。
各級(=グレード)の目安をまとめると、以下の図のようになります。
☝ブロンズの英語力目安

ブロンズは「文字の学習経験がなく、小学校で週1の英語活動を行っている1・2年生」くらいのレベルです。そのため、出題される問題は「単語がわかれば答えられるもの」や「短い文・会話を聞いて答えるもの」が中心に出題されます。
☝ブロンズの出題内容
シルバー・ゴールドは「文字を書けることを前提としたテスト」なので、英検Jr.のテストだけを受験する場合は「文字学習をはじめてからシルバー以上のテスト」と思っておくと良いと思います。
ただ、英検Jr.はテストだけでなく「オンライン版ラーニング」という学習機能があります。オンライン版ラーニングは「ゲーム感覚で楽しめるドリル+もぎテスト240問」がセットになっているので、これを使えばしっかり学習しながらテストに臨むことができます。
わが家は、シルバーランクを受験するときに「オンライン版ラーニング」を購入しました。ラーニングの詳細については後ほどご紹介しますね!
テストで具体的にどんな問題がでるのかは、「サンプルテスト」をみると一目瞭然です!
無料サンプルテスト・1日体験の受け方
「ブロンズのテストはどんなもの?」
「簡単すぎないかな?」
など、ランク選びに迷ったときに便利なのが「公式サンプルテスト」です。これは英検Jr.が公式に提供しているものなので無料で回数無制限。(問題は同じ)
ただし、サンプル問題は「英検Jr.の問題内容を知るためのもの」です。サンプルテストの問題形式は本番とちがうので、本番の形式を知りたい方は「オンライン版ラーニング1日体験」で体験することができます。
では、「サンプルテスト」・「オンライン版ラーニング1日体験版」の順にご紹介します。
☝サンプルテスト
本試験のブロンズは40問(解答時間約30分)のところ、サンプルテストは17問(約7分)を体験できます。シルバーは18問(約9分)・ゴールドは18問(約12分)です。
実際のサンプル問題画面はこのような感じになります。
Googleやyahoo!検索で検索できる「英検Jr.公式ホームページ」にも掲載されていますが、サンプルテストの場所がわかりづらいので、簡単なアクセス方法をご紹介します。
本番と同じ形式の問題は「オンライン版ラーニング1日体験」でみることができます。完全無料ですし、子どもが英検Jr.に興味をもつかもチェックできるのでおすすめですよ。
☝オンライン版ラーニング1日体験
サンプルテストと同じ公式ページから開くと簡単です。
☟「オンライン版ラーニング体験版」の体験談・詳細についてはこちら
英検Jr.ブロンズを受験した感想
最初に気をつけたいのは、個人でうける場合は必ず「オンライン版」での受験になることです。学校や団体で受験する場合はペーパー(紙)でも申し込めます。
オンライン版は、「テスト1回分」と公式教材「オンライン版ラーニング(1カ月・3カ月・6ヵ月)」を自由に組みあわせることができます。
☝ブロンズの申込画面
ここで注目したいのは、テストだけの場合もオンライン版ラーニングの一部を使うことができる、ということです。ただし、使用できるのはラーニングの一部分のみ。
わが家は「フルパック」を選びました。
フルパックは、テストと「ラーニング(=ゲーム感覚で楽しめるドリル+もぎテスト240問)」がセットになっています。もぎテストは本番形式と同じなので、繰り返し学習すれば100点も夢ではありません。
ラーニングだけで申し込むこともできますが、テストとラーニングを一緒に申し込むと割引になるのでおススメ。
集中して学習するなら1カ月。
ちょっと余裕をみて、3カ月を選択するご家庭が多いようです。わが家もシルバーランクは3カ月パックを購入して学習しました。
さて、テストを受験する場合は、まず「英検Jr.オンライン版」にログインをします。
こんな画面です。

ログインすると、マイページが開きます。
「おうちの方のページ」タブをクリックします。

ページ下にある「英検Jr.テスト実施」ボタンをクリックすると、テストのガイダンスが始まります。

息子はこれまで、学校のテスト以外の「テスト」を受けたことがありませんでした。そのため、ブロンズのテスト画面を開いた瞬間、
「どうしよう!!緊張する・・・」
と、興奮状態に。
ブロンズランクの試験時間は30分で、すべてがリスニング問題。一度テストをはじめたら、途中で止める・辞めることはできません。(トラブル対応あり)
テストを始める前に「ガイダンス」があり、テストを受けるパソコンの設定状況を確認したり、問題の答え方・音量の変えかたなどの説明を受けます。
小学生向けに作られているので、「パソコンの使用方法と受験方法の確認」さえすれば子どもが一人で受験できるところが非常に楽でした。7歳(小2)の息子はパソコンに慣れていませんでしたが、基本的な使い方を教えたところOK!
就学したばかりの1年生や幼児の場合は、親のサポートが必要かな…と思います。
すべてを聞き終わると、「とちゅうでやめる」「テストをうける」という内容の最終確認画面がでてきます。テストは申込から3カ月以内に受ければいいので、お子さんの状態が良い日をえらべますよ。
息子は、3分悩んだ末、テストを受けることにしました。
ブロンズのテストを受けた直後に息子が発した言葉は3つでした。
「あー、楽しかった!」
「緊張した!」
「ねぇ、ママ。シルバーもやっていい?」
そして、試験直後にみれる結果ページをみて、
「40問あってた!」
「88%だから、シルバーランクに行ってもいいんだよね?」
「でも、どこ間違えたのかな・・・」
と言いました。
学校のテストだって自分から復習したりせず、漢字・計算ドリルの宿題もパパッ!と終わらせて見なおしをしない性格の息子ですが、英検Jr.では「どこが間違ったのか」が気になったようです。
英語力を伸ばすには「英語好き」になるのが1番。でも、自宅で英語を勉強しようとすると、どうしても子どもの興味にかたよったり、学習が長つづきしなかったりします。
英検Jr.は「楽しく・飽きない英語学習」ができるように作られているので、子どもも親もストレスを感じることなく受験できてよかったです。
他にも、
- 合否がない
☞受かった、落ちたがないから嫌にならない - すぐに結果がみれる
☞すぐ成績がわかるから30分間のテストに集中できる - 約3週間で、成績表と証明書が届く
☞賞状みたいで嬉しい
ところが非常に気に入りました。
英検Jr.オンライン版ラーニングの感想
今回、わが家はテストと「オンライン版ラーニング」がセットになった「フルパック」を購入しました。
費用は合計3,900円。英会話レッスン2・3回分の金額で、語彙と表現262個・成績証明書・息子の自信・意欲をゲットできたのですから、大満足です。
やってみると、確かに勉強感覚ではなくゲームを楽しむ感じ。
英単語を覚えれば覚えるほど取り組めるコーナーが増えます。すると、模擬テストがすいすい進んで得点力がついてきました。
テスト直後にみれる「結果レポート」の写真
息子の成績はどうだったのかといいますと、
正解率88%(45問中、40問)でした!
テストを受けてみたくて、ラーニングの学習がまだ終わっていない状態で受けてしまったので、まずまずといったところです。
結果は、すぐ確認することができます。
「英検CSEスコア」とは、国際標準規格CEFRに対応したスコアです。
ひと昔まえの英検では、「合否」と「テストの得点」のみが受験者に通知されました。現在では、受験者の英語力が国際基準と照らし合わせてどのくらいかが分かるように、CSEスコアが表示されるようになっています。
たとえば、
英検2級をCSEスコアで表すと、満点は2800点・合格点は1980点になります。世界基準であるCEFRのランクB1は1950~2300、B2は2300~2600ですので、英検2級合格者はB1・B2どちらかの英語力をもっていると考えられます。
英検Jr.はリスニングだけのテストなので判断はむずかしいですが、ブロンズランクの満点は320点です。
何の問題をまちがったのかも、テスト直後に確認することができます。

分野別の理解度や、アドバイスがもらえるページもあります。

息子によんであげると、とても喜びました。
基本動詞をあまり覚えていなかったので、こんどは動きについて学習しよう!と2人で話し合うことができました。
2~3週間後にとどく「成績証明書・レポートカード」
受験した、ちょうど2週間後に「成績証明書」などが郵送でとどきました。
ウェブには3週間後と記載がありますが、早ければ2週間でとどくようです。
「折曲厳禁」の簡易書留できました!
封筒をあけると、1枚目は「メダルシール」「英検CSEスコアの説明」「テスト結果の見方のヒント」などがまとめて書かれたお手紙がはいっていました。
メダルシールは、成績証明書に貼るシールです。
英検Jr.では、子どもが自分でメダルシールを貼って、成績証明書を完成させます。
さっそく、息子もペタリ。
ブロンズカラーがきらきらして、かっこいいです。
封筒には、「レポートカード」も入っています。
こちらは、英検Jr.のテストを受験した直後にみることができるレポートカードと、ほぼ同じ内容でした。
やはり、パソコン画面よりも紙のほうがわかりやすいですね。
この他に、英検Jr.オンライン版の無料お試しURLがついていました。フルパックの一部(ドリル&ゲーム4カテゴリー、もぎテスト4回分)が15日間使い放題のプレゼントです。

英検Jr.ブロンズの合格率は?
「英検Jr.」を主催している日本英語検定協会は、みなさんが知っている「英検」を運営している団体です。
英検Jr.の受験数は公開されていませんが、公式ホームページによると、2017年度の「英検・英検IBA・英検Jr.」の小学生の志願者数は、約40万人にもなります。(※英検=実用英語技能検定)

すごい人数ですね!
合格率(=正答率)についても、ざんねんながら具体的な数字は明らかになっていません。
ただ、受験後にみられる「スコアレポート」には、「理解度の全国平均値」というものが載っています。これを見る限りでは、ブロンズランクの平均正答率は80%に少しとどかない位のようです。
ブロンズランクは英語学習をはじめたばかりの子ども向けなので、英単語を理解していれば答えられる問題がほとんど。
また、単語は「かず・いろ・からだの部分・どうぶつ」など、簡単で子どもが楽しくおぼえられるものばかりです。
そう考えると、正答率80%以上をだすのは、そう難しくないと思われます。
英検Jr.ブロンズの過去問はどれがいい?
英検Jr.では過去問を本試験でつかっているため、直近の過去問題集はありません。2013年までは問題と解答を公開していましたが、現在は過去に出した問題もつかっているため、内容は非公開になりました。
市販のCDつき教材・オンライン教材を使って学習するのが一般的です。
一番のおすすめは、わが家の息子もつかっている「公式オンライン版ラーニング」の教材です。「もぎテスト」は本番の出題形式と同じなので、イメージをつかむのに便利ですよ。
こちらは、単語をたくさん聞くとできるようになる「もぐらたたきゲーム」です。
よみあげられる英単語のカードをもったもぐら1匹をのこし、不正解のカードをもった残り4匹のもぐらを叩くゲームです。
たとえば、50(fifty)が読みあげられたら、間違えやすい15(fifteen)を瞬時に聞きわけ、クリックしなければいけません。大人でも間違えやすい発音をゲーム感覚でみにつけられるよう工夫されています。
市販の教材もいろいろとありますが、英検Jr.はリスイングテストなので音声つきが必須。1,600~1,800円のテキスト+CD教材が多いので、わりと簡単なブロンズランクであれば、オンラインラーニング教材でも安く済ませることができました。
市販教材であれば、英検での人気の「旺文社」がおすすめです。Amazonでは中身をみることができますよ。
英語教材で人気をほこる「キクタン」シリーズでは、チャンツや歌も収録されています。単語をしっかり身につけたい方におススメ。
参考になりますように!