
「1+1=2」
「3-2=1」
小学校1年生で学習するとっても簡単な算数も、いざ英語で言おうとするとむずかしく感じることがありますよね。
このページでは、足し算・引き算の基本表現と、子どもでも楽しく覚えられる順序をわかりやすくご紹介します。大人の復習に、子どもとの英語力UPにお役立てください!
「+・-・×・÷」は英語でなんと言う?
子どもにはちょっと難しいですが、
足し算・引き算・かけ算・わり算の4つを合わせて、「四則演算(しそくえんざん)」と言います。英語ではFour basic arithmetic operationsと表し、直訳すると「4つの基本的な算数の演算」という意味です。
そして、1つ1つを英語で言うと
- 足し算=Addition [əˈdɪʃn]
- 引き算=Subtraction [səbˈtrækʃn]
- かけ算=Multiplication [ˌmʌltɪplɪˈkeɪʃn]
- わり算=Division [dɪˈvɪʒn]
となります。
発音が知りたい方は、発音記号をクリックしてください。
発音記号をクリックすると、外部サイト「Oxford Learners Dictionaries」で発音を聞くことができます。米国・英国の発音が聞け、英語力アップに非常に効果的ですよ。
足し算「A+B=C」を英語で言うと?
4つの計算の中で、1番簡単に身につけられるのが「足し算」です。
まずは、足し算で基本表現を覚えましょう!
足し算をマスターしたら、あとはその基本表現をその他の計算に応用していくだけです。英語が苦手な方でも、お子さんと楽しんで遊びながら覚えることができますよ。
さまざまな表現方法がありますので、お子さんの年齢や英語力にあった表現を選んでください。

☝基本の語彙
1 plus 2 is 3.(☞初心者向け)
1 and 2 is 3.
1 plus 2 equals 3.(☞少し慣れたら)
1 and 2 equals 3.
1 plus 2 is equal to 3.(☞中学生向け)
1 and 2 is equal to 3.
1 puls 2 makes 3.
1 and 2 makes 3.
+は“plus”がおススメ
+は、plus/and/addのいずれでも表すことができますが、addはあまり一般的ではありません。
(△)One add two is [equals] three.
お子さんの年齢に関わらず、+・-・×・÷を体系的に学習するにはplusがお勧めです。
足し算の次に学習する「引き算」では、”minus(マイナス)”、「かけ算」は”times”、「わり算」は”divided by”を使います。
andには様々な使い方があり、一般的に子どもが触れる最初のandは「そして」の意味です。(例:What animals do you like? / I like dogs and cats.) 「そして」の感覚を邪魔しないためにも、plusを使うと良いでしょう。
初心者は “is”
1番簡単なのは”is”を使うこと。
足し算の表現にくり返し触れることで、英語の基本であるbe動詞の役割を自然に覚えることができます。”A is B” が “A = B” だと理解できれば、英文法の学習もらくらく進むでしょう。
お子さんが英語に慣れてきたら、別の語彙を使って表現の幅を広げていきます。
慣れたら “equal(s)”
ぜひ覚えておきたいのが、2番目のequal(s)です。
equal(s)は、「~に等しい」という意味の動詞で、“A equals B” =「AはBに等しい」という形で使います。
「1+2」はひとかたまりとして扱います。itと置き換えられるので、単数扱いです。三単現のsを忘れずにつけましょう。お子さんと練習するときは、上下の歯を合わせ、歯の隙間から「ス~」と息を吐くようにするといいですよ。
中級レベルは “is equal to”
3つ目のequalは、「等しい、同じ」という意味の形容詞です。“A is equal to B” =「AはBに等しい」という形で使い、必ずtoをつけます。この表現は、中学生以降のお子さんにおススメです。
ときどき使いたい“make(s)”
4つ目のmake(s)は、「(算数結果の数値が)~になる/~に相当する」の意味の動詞です。
makeはさまざまな意味があるので、equal(s)の使い方に慣れたら、会話にちょこちょこ入れていくと良いでしょう。
足し算の「和=sum」を使った表現
足し算の合計を表す「和」は、英語で”sum“と表します。”1 plus 2 is 3.”は、sumを使って次のように表現することができます。
The sum of 1 and 2 is 3.
(1足す2の和は3。)→つまり、1+2=3。
“the sum of A and B”はひとかたまりなので、動詞はisになることに注意しましょう。
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足し算「A+Bはいくつ?」を英語で言うと?
子どもとの会話で使える質問(投げかけの英語表現)を覚えましょう!
一番簡単な表現は、こちら。
It’s 3.(3です。)
英語表現に慣れてきたら、“add A to B”=「BにAを足す」を使って、質問の表現の幅を広げましょう。
Whatの応用表現
What is 1 added to 2 ?(1に2を足したら何ですか?)
1 added to 2 makes 3.(2に足された1は3になる。→1足す2は3。)
仮定法を使った質問
If you add 1 to 2, you get [have] 3. (1に2を足したら、3になる。)
If you add 1 to 2, what do you get [have]? (1に2を足したらいくつになる?)
引き算「A-B=C」を英語で言うと?
足し算で覚えた基本表現に、引き算の語彙を当てはめていくと簡単です。

☝基本の語彙
3 minus 2 is 1.(☞初心者向け)
3 minus 2 equals 3.(☞少し慣れたら)
3 minus 2 is equal to 1.(☞中学生向け)
引き算の「差=difference」を使った表現
引き算の結果を表す「差」は、英語で”difference“と表します。”3 minus 2 is 1.”は、differenceを使って次のように表現することができます。
The difference between 3 and 2 is 1.
(3と2の差は1。)→つまり、3‐2=1。
“the difference between A and B”はひとかたまりなので、動詞はisになることに注意しましょう。
引き算「A-Bはいくつ?」を英語で言うと?
一番簡単な表現は、
It’s 1.(1です。)
英語表現に慣れてきたら、“subtract/take B from A”=「AからBを引く」を使ってみましょう。subtract [take]の場合は、AとBの位置に注意してください。
仮定法を使った質問
If you subtract 2 from 3, you get [have] 1. (3から2を引くと、1になる。)
If you subtract 2 from 3, what do you get [have]? (3から2を引いたらいくつになる?)
今後は、親子で学習に使えるプリントなどを増やす予定です。
☟続編「かけ算・わり算」はこちら