
月間ポピーの英語専用講座「ポピー Kids English」で英語力は伸びるのか?このページでは、実際に息子と一緒に使って試した感想(口コミ)をご紹介します。
今の子ども向け英語講座は「音声タッチペン」で学習するのが主流です。でも、本物の音声タッチペンは本入会してからでないと使えないので、
きちんと継続学習できるのか?
音質はどうなのか?
小さい子どもが使っても壊れないか?
などなど…
気になりますよね!
ぜひ、通信講座選びの参考にしてください。
ポピー Kids English はどんな講座?

ポピー Kids Englishは、月間ポピーの英語専用講座。
わたしの言葉で表現すると、音声ペンやCDで音をくり返し聴いて「英語耳」を作りながら、小4までに学習する英単語・英語表現を習得する教材です。
実際に使ってみると、音声ペンでタッチする回数がびっくりするほど多い!
ついついタッチしてみたくなる工夫が随所にあるので、知らず知らずのうちにくり返し英単語に触れることができます。
たとえば、レベル1の教材では…。
音声ペンを使う「あなたはだあれ?」というゲームが出てきます。

テキストには風船や時計などのかわいい写真が24種類描かれており、タッチすると英語と日本語で名前を教えてくれます。ここで面白いのは、はしが「わしは、はし」と挨拶するなど、子どもの遊び心をくすぐる工夫が沢山みられること。
「何これ!」といって、ついついタッチをしてしまう息子。
最後の写真をタッチし終わると、「英語で言うモノだけをいくつ続けてタッチできるかな?」と次のお題が書いてあります。
息子は「うわぁ!」
と興奮。「どれだったけ、どれだったけ?」と何回もタッチをくり返し、連続タッチの新記録を打ち立てようと頑張りました。
月間ポピーが運営する「小学ポピー」は学校のテストで100点が取れる力がつくことで有名な教材ですが、ポピー English Kidsも負けてはいません。リスニング力の強化に加え、小3・小4の外国語活動で学習する英語表現を完全網羅。また、小学校卒業時までに学校の授業で扱う600~700語の2倍相当の約1,400語を習得することができます。
それでいて、月額1,680円(税込)。
価格が安いのも月間ポピーの特徴です。
ポピー Kids Englishの教材とは?
ポピー Kids Englishの教材は、基本4種類。他にポスターや音声シール・すごろくなど、楽しく遊べる教材が届きます。
☟基本の4種

講座の主軸は「ポピペン」という名前の音声ペンを使った学習です。「ポピペンBook」というテキストを使い、テキストに書かれた指示やポピペンから流れる音声に従って教材をタッチし、とにかく音をくり返し聴いて学びます。
ポピペンBook・かきこみノートを徹底解説!
「ポピペンBook」は音声ペン対応の教材で、「かきこみノート」はポピペンBookのドリルページを学習する際の補助として使います。
ポピペンBookの紙は少し厚め。音声ペンに反応させるため、表面は少しざらざらした触り心地です。といっても、注意深く見なければ普通の厚い用紙となんら変わらないので、気にすることなく学習ができます。
なお、ポピペンBookへの記入はNGです。
書いてしまうとポピペンが反応しづらくなってしまいます。そこでメモを取りたい時のために「かきこみノート」があります。かきこみノートはポピペンBookよりは薄いですが、一般的な紙よりは厚め。幼児が書いたり消したりしてもヨレないくらいの強度があります。
テキスト内容は大きく分けると、4つです。
- ストーリーページ
- ドリルページ
- えじてんページ
- アルファベットページ 【レベル②・③のみ】
①ストーリーページ
ストーリーページでは、子どもに身近なテーマに沿った英単語・表現を学びます。
レベル①では「家の中や家族のこと、身近なものの単語や日常生活で使う表現」、レベル②では「友だちとのコミュニケーションで使う表現」、レベル③では「学校の中での出来事や行事などで使う表現」を学びます。
☟レベル①

☟レベル②

☟レベル③

②ドリルページ
ドリルページは、ストーリーページで学習した英単語・表現を迷路や間違い探しなどのワークを通してくり返し学習します。息子の反応が一番いいのはこのドリルページ。色んな仕掛けがあって楽しいそうです。
☟レベル①

☟レベル②

☟レベル③

③えじてんページ
えじてんページは、当月に学習する英単語・表現をまとめたページです。切り取ってファイリングするとオリジナル絵辞典が完成するので、学校の復習にも使えます。
絵辞典のページには「録音マーク」が付いています。「ろくおん・とめる・きく」アイコンをタッチすると、幼児でも簡単に自分の音声をポピペンに録音することが可能です。

最大収録時間は10秒で、録音するごとにデータが上書きされるので、ポピペンに内蔵されたSDカードを取り出してデータ移行をする手間もありません。データカードは細かい部品なので、間違って無くしてしまったり、子どもが危険な目にあったりしないのは、非常に便利だと思います。
④アルファベットページ
レベル②・③のみアルファベットページがあります。レベル②では大文字、レベル③では大文字と小文字に親しみます。ポピペンを使って「aを7個見つけてタッチしよう」や、「音を聴いてマネしてみよう」など耳を鍛えながら学習できる内容です。
「かきこみノート」の使い方
書き込みノートは、ポピペンBookの補助教材です。
ポピペンBookは音声対応テキストであるため、鉛筆やペンなどでの書き込みは厳禁。でも、ドリルページで間違い探しや迷路などを解いていると、直接テキストに書きこんだ方が楽な場合があります。こんな時に使うのが「かきこみノート」です。
おはなしBook・CDを徹底解説!
おはなしBookは、日本や世界のお話が英語と日本語の両方で楽しめる絵本です。ポピペンではなく、年に3回届くCDを使って視聴します。音声はウェブ配信も行われているので、さまざまな使い方ができるのが特徴です。

ストーリーは、各レベルのお子さんが理解できるようにやさしい英単語で語られます。英語の朗読だけでなく、1ページ分を英語で聴いたあとに日本語の朗読が流れる音声もあるので、英語学習をはじめたばかりのお子さんでも十分楽しめるように出来ています。
1ページ分の朗読が終わると、次のページをめくる合図:「チロチロリーン」という音が流れます。英語を理解できないと朗読に置いていかれてしまって「あれ?もう最後のページ?」なんてことも起こり得りますが、ページをめくる合図があるので安心です。
CDには、英語絵本の朗読の他、歌やチャンツも入っています。通常版とカラオケ版があるので、どの程度定着したかが良くわかりますよ。
☟レベル①「3びきのこぶた」

☟レベル②「3びきのやぎ」

☟レベル③「3びきのくま」

ポピペンの使い心地は?
「赤い電源ボタン」を長押しすると電源が入ります。電源ONボタンの上が赤く光り、「ポピー Kid English!」と元気な子どもの声が聞こえてきます。
音が出るのは、ペンの上部から。

ポピー Kids Englishの教材は、ポピペンを使うものが主。学習中はポピペンを立てた状態で持っているので、上部から音が聞こえるのは非常に便利です。音声はとってもクリア!
録音する時もここから声を拾うので、幼児でも簡単に使うことができます。わざわざペンを近づけたりする必要もないのはとても良いと思いました。
録音は最大10秒間です。
ポピペンBookの絵辞典ページについている「ろくおん・とめる・きく」アイコンにタッチして使います。録音されたデータは随時上書きされるので、何度録音しても大丈夫。
スリープ機能も付いており、電源を入れたままにしてしまても自動で切れるので安心です。
放置しておくと約2分後、2分45分後に「もうすぐ電源が切れるよ!」と子どもの声でアナウンスが流れます。そして約3分で「Bye!」という声が流れ、電源がOFFになります。
子どもが使うモノなので強度は高く作られていますが、万が一に備えて1年間の保証付き。故意・過失による故障以外は無料交換してもらえます。期間外は有償です。ポピペンは返却する必要がないので中古で探す方もいるようですよ。
ポピー Kids Englishのレベルはどう選ぶ?
推奨学年は幼児~小学校低学年で3段階。レベル1~3までがあります。
- 【レベル1】年中・年長・小1推奨
- 【レベル2】年長・小1・小2推奨
☞英単語は小3の外国語活動レベル - 【レベル3】小1・小2・小3推奨
☞英単語は小4の外国語活動レベル
小学ポピーのスタッフさんによると、1・2学年前後しても楽しく学習できるとのこと。
個人的な感覚では、親子で楽しんで学習できるご家庭は2・3歳からでも十分使えます。レベル1は英単語の学習が中心で、間違い探しや迷路など幼児が楽しめる内容に作られているので、遊び感覚で「英語耳」を育てられます。
一方、小4・小5の場合は注意が必要です。
9歳・10歳頃になると、脳が物事を客観的に考えられるようになります。ポピー Kids Englishの内容は小学校での外国語活動に準拠しているため、それが返って少し簡単に思えたり、教材そのものが幼く感じるお子さんも出てきます。
小学校高学年の場合は、教科書に沿った学習ができる【小学ポピー】も検討されると良いと思います。これら2講座は、同時に資料請求できますよ。

いかがでしたか?
ぜひ参考にされてください。