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どっちが正解?スマイルゼミとZ会小学生タブレットコース1年生の比較

スマイルゼミ1年生とZ会小学生タブレットコース1年生の比較

最近は小学校でもタブレット1人1台の時代。自宅でもタブレットできる教材が増えたので、とっても便利になりましたよね!

小学1年生向けのタブレット学習と言えば「スマイルゼミ」でしたが、2020年4月からZ会でも「小学生タブレットコース1年生」が新たにスタートすることになりました。

Z会では従来の紙コース(Z会小学生コース1年生)も引き続き開講しますが、手軽にタブレット学習をさせたい!とお考えのご家庭も多いと思います。

そこで今回は、スマイルゼミとZ会小学生タブレットコース1年生を徹底比較しました。

ぜひ、参考にしてください!

スマイルゼミとZ会タブレット1年生の共通点は?

実は、この2つ。

子どもの基礎学力をつける点では共通しているものの、異なる点の方がはるかに多いんです。

たとえば、スマイルゼミもZ会小学生タブレットコースも、毎日学習する項目が自動で表示されたり、勉強をするとご褒美がもらえます。国語の文章を読み上げる機能があったり、算数ではタブレットに計算式を書く機能がある点も同じです。

しかし、使えるタブレット・学習科目・学習方法・ご褒美の内容などが全く異なります。

 


教科書準拠はスマイルゼミ > Z会

スマイルゼミは教科書準拠Z会はオリジナル教材を使用しています。学習科目も小学校に沿っているため、小学校の学習を定着させたい場合はスマイルゼミがお勧めです。

☝スマイルゼミ

  • 国語 (教科書準拠)
  • 算数 (教科書準拠)
  • 英語 (オリジナル)
  • プログラミング (オリジナル)
  • 漢字ドリル (漢字検定準拠)
  • 計算ドリル (オリジナル)

☝Z会タブレット

  • 国語 (オリジナル)
  • 算数 (オリジナル)
  • みらいたんけん学習(オリジナル)
  • 英語 (オリジナル)
  • プログラミング(オリジナル)

☞Z会小学生タブレットコースを徹底紹介した記事はこちら

 

スマイルゼミでは、入会時に小学校で使用している教科書会社名を選択します。すると、教科書の合わせた単元の教材を自動で配信してくれます。

  • 【国語】光村図書、東京書籍、教育出版
  • 【算数】東京書籍、啓林館、学校図書、大日本図書、教育出版、日本文教出版
  • 【英語】なし(教科書準拠ではない)

 

「あれ?」

「うちの子どもの教科書がない!」

という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、教科書準拠ではないものの、学習指導要領に沿った学習ができる「スマイルゼミ標準コース」を選びます。

教科書ごとの詳しいカリキュラム(〇月に教科書の××を学習するなど)は資料請求をするともらえます。国語・算数だけでなく英語の学習英単語も載っていますよ。

スマイルゼミの資料請求

 

1日の学習量はスマイルゼミ = Z会

スマイルゼミの1日学習目安は10~20分(1カ月約20講座)が配信されます。発展クラスは標準クラスよりも講座数が1.2倍学習時間は約1.5倍です。一方のZ会は1日15分が目安になります。

スマイルゼミ1年生とZ会小学生タブレットコース1年生の学習量の比較表

実は、スマイルゼミの細かい学習時間はわかりません。

というのも、スマイルゼミは取り組んでいない学習が優先的に配信され、不正解のままになっている問題がミッション(=本日の学習)として出てくるので、学習時間は子どもによって違うからです。

また、漢検ドリル・計算ドリルはどんどん進められるようにできているので、学習時間を調整したい場合は自分たちで学習時間を設定します。保護者が「きょうのミッション」を調整できるので、子どもの苦手教科を追加することも可能です。

 

スマイルゼミ・Z会の学習方法の違い

「スマイルゼミ=教科書準拠」と聞くと、教科書に載っている文章を学習するだけなのかな~と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうではありません!

スマイルゼミでは教科書で取り上げられている作家の作品を中心に、標準クラスの場合、1カ月に問題集約5冊分、1年間で約10,000ページ分を学習します。

長文読解では、正しい発音・発生でお手本を聞くことができる「読み上げ機能」や、子どもの音読した声を録音して聞ける「録音機能」、そして音読上達のためのアドバイスなどもあります。読み上げられている箇所がハイライトされるので、1年生でも安心して学習できますね!

その他、基本的な助詞「は・を・へ」の使い分けを「聞く・読む・触る・声に出す」などをしながら体感学習するワークがあったり、文を聞いて正しく構成したり、絵日記の言葉を穴埋めするなどの体感ワークがあります。

 

一方のZ会は、教科書と異なる文章を読みながら基礎学力をつけていきます。

Z会小学生タブレットコース1年生の目標は「言葉や文を使いこなす力をつけること」です。

文章や大事なポイントを正しい発声・発音で教えてくれる「読み上げ機能」があったり、1年生が間違えやすい言葉や漢字をパズル・言葉遊ぶワークがあります。

そして1番の違いは、スマイルゼミはすべての学習をタブレット1つで行うのに対し、Z会は文字の書き方や記述方法を学習する場合は「紙のノート」を使うことです。入会時に「かきとりノート」、毎月には記述問題が掲載された「ワークブック」が届きます。

実際に紙に書いて消しゴムで消す、という動作も重視しているのがZ会です。

 

スマイルゼミは全国のショッピングセンターで体験会が行われているので、実際に試してみることができます。体験会に参加すると入会時に特典がもらえるので、スマイルゼミにしようかな~とお考えの方は参加するとお得です!HPで最新体験会の日程が確認できます。

スマイルゼミの体験会

 

一方のZ会は、体験会は設けられていません。その代わり、お手持ちのパソコンやタブレットを使ってZ会小学生タブレットコースの疑似体験ができる専用サイトがあります。

Z会小学生タブレットコース1年生の体験画面

 

ゲーム性が強いのはスマイルゼミ > Z会

スマイルゼミもZ会タブレットコースも、学習するとご褒美がもらえる仕組みがあります。スマイルゼミは「きょうのミッション」で貯めたスターの数によってご褒美ゲームができるので、ご褒美=ゲームという感覚が強いお子さんが多いようです。

一方のZ会は学習するとパズル1ピースがもらえる仕組みです。ピースを集めるとタブレット内の絵が完成するというシンプル設計なので、ゲーム性は感じられません。

率直に言うと、スマイルゼミとZ会小学生タブレットコース1年生の2つを並べた場合、子どもが飛びつくのは確実にスマイルゼミの方だと思います。

スマイルゼミでは、講座を履修するとカードが集まったり、朝日小学生新聞の漫画や新聞が月2回読めたり、勉強で貯めたスターを使って参加できるイベントがあったりと、ご褒美ゲームの他にも毎日勉強したくなる仕掛けが盛りだくさん。

しかしながら、一方で「勉強時間よりも遊んでいる時間が長い気がする…」と言った意見も数多く上がっています。

お子さんに「スマイルゼミ」と「Z会小学生タブレットコース1年生」どっちにする?と聞く前に、お子さんの性格・学習目的・中学受験の有無などさまざまなことを考え、保護者が選んで提示することが大切ですね。

 

保護者機能はスマイルゼミ > Z会

タブレット学習を選ぶ理由の1つに、「親が外出中でも自分で勉強ができるから」があります。

スマイルゼミには「保護者見守りアプリ」があり、Z会は「メールお知らせ機能」--学習したら保護者のメールアドレスにメールが届く機能があります。

スマイルゼミの「保護者見守りアプリ=みまもるネット・みまもるトーク」は、家族同士でスタンプやメッセージを送り合える他、日々の学習時間や取り組んだ講座、教科ごとの成績などを細かくチェックすることができます。この結果を基に、子どもの苦手科目を「きょうのミッション」に追加することもできるので、使いこなせばとても便利な機能です。

一方のZ会ですが、今のところ1年生はメール機能のみです。毎週と月末に学習状況やアドバイスをお知らせするメールが届きます。

実は、3年生以上のタブレットコースではスマイルゼミに似たアプリが導入されています。タブレット1年生コースは2020年4月開講、そして2年生コースは2021年に開講予定ですから、これから便利な機能が登場すると考えられます。

 

タブレット・タッチペンの比較

スマイルゼミは専用 Android タブレットの購入が必須。 専用のタッチペンが付いており、12ヵ月以上継続利用を条件に10,978円(税込)で購入できます。(※12ヵ月未満の場合は追加支払い料金あり)

1人1台なので、兄弟で学習する場合は2台必要です。初期設定をすると変更ができないので、例えばフリマなどで購入した中古タブレットを使うことはできません。

また、他のアプリはインストールできない設定になっているので、基本的にスマイルゼミ専用として使うことになります。

スマイルゼミのタブレットは中学校コースでも使用でき、その後はデータを削除すればAndroidタブレットとして使用することができます。ただ、小学校1年生から中学校3年生まで使用した場合、使用期間は9年…。一般的に家電製品は10年が寿命と言われるので、半永久的に使うのはむずかしいと言えそうです。

 

一方のZ会は個人で購入・準備をします。

Z会の基準(iPad:iOS11以上、Android搭載端末:Android5.0以上)をクリアしていれば自宅にあるタブレットや中古タブレットでも使用でき、またZ会を通してiPad[税込34,980円]を直販価格‐3,000円で買うこともできます。(※キャンペーン期間中のみ)

タッチペンも個人で購入します。

わが家は小3の息子がZ会のタブレットコースを受講していましたが、文字や記述問題は紙のワークで学習するので、すばらしく性能のよいタッチペンを選ばなくても問題ありませんでした。

Z会以外のアプリもインストール可能です。

ICTリテラシーを付けるための「おやくそくシート」が初回に届くので、親子でルールをしっかり決め、親子で共有利用することができます。

 

受講費用が安いのはZ会 > スマイルゼミ

Z会小学生タブレットコース1年生は、受講費が1通り。12ヵ月一括払いで支払うと、Z会は1カ月あたりの受講費は3,000円以下とお手頃です。

一方、スマイルゼミは標準・発展コースによって、また英語プレミアムを付けるか・付けないかによって1カ月の受講費が随分と変わります。

スマイルゼミ1年生とZ会小学生タブレットコース1年生の受講費表

☞会費シミュレーションはこちら

 

こんな人は「スマイルゼミ」がお勧め!

ここまでの話を簡単にまとめると、以下の内容によく当てはまるご家庭は「スマイルゼミ」がぴったりかもしれません。

  • 教科書準拠の内容が欲しい
  • すべてタブレット1つで管理したい
  • 子どもに留守番をさせている間に学習して欲しい
  • ゲームなどのご褒美がある方がいい
  • タブレット使用時間を気にしない/家庭で話し合ってコントロールができる

スマイルゼミ

 

こんな人は「Z会」がお勧め!

Z会小学生タブレットコース1年生がお勧めなのは、以下に当てはまるご家庭です。

  • 教科書準拠でなくてよく、体系的に学習させたい
  • タブレット学習をさせたいけれど、視力低下も心配
  • タブレットだけでなく、紙教材もある方が安心
  • ゲーム性のあるご褒美機能は不要
  • 英語の習い事を他でしている
  • 安く効率的に学習させたい(Z会は12カ月払いで月3,000円)
  • 自宅に推奨のiPad・Androidがある(1カ月から受講可能)

Z会 小学生向け講座